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持ち帰ったキャラで雑談 その二
272
:
憐哀編side春原:四章「平穏の裏表」 5/5
:2008/03/20(木) 22:48:15
「……ヨーヘー」
「あん? 勝ち逃げは許さないからな」
「ボク、ちょっとトイレ」
「だから勝ち逃げは許さないって言ってんだろ」
「漏らせと!? ヨーヘーったら何てマニアック」
「…………とっとと行ってこい」
毒気を抜かれるとは、まさに今の僕のことを言うんだろう。
まったく、こいつといるとペースを狂わされる。
間違っても僕は子供に優しい優しいお兄さんなんかじゃない。
むしろガキなんてウザいだけだ。
実際、目の前のガキも本気で鬱陶しくてしょうがない。
おかしな縁で知り合ってさえいなきゃ、鼻にもかけやしないさ。
けど、こうして『知り合って』しまった以上は、無視することも出来ない。
そう。ただ、それだけだ。
10分ほどでイサは戻ってきた。
「おっせーよ」
「トイレを急かすなんて、ヨーヘーはつくづくデリカシーが足りねぇ!」
「僕のデリカシーは高いんだよ。誰彼構わず使えるほど数に余裕もないしな」
「エロ気は売るほどあるのにね」
「エロ気って何だよ!」
「えらくロクでもない汚らしい心」
「よりひどい方向にデマるな!」
「わかってんなら聞くんじゃねぇ!」
「ここで逆ギレする意味がわかんねぇよ!」
それからは、筺体の前でひたすらダベって時間を過ごした。
時折筐体を占領する俺らを鬱陶しそうに見る奴らがいたが、知ったこっちゃなかった。
当然、僕は知らなかった。
何も。
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