[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
持ち帰ったキャラで雑談 その二
268
:
憐哀編side春原:四章「平穏の裏表」 1/5
:2008/03/20(木) 22:42:30
一日目 PM 16:30
――文明人の僕が、もっと遊べる場所を教えてやるよ。
そう言ってから、歩いて、歩いて。
僕達はようやく目的地に辿り着いた。
「この辺は遊べる場所が少ないんだよな」
もともと存在価値が「大学に近い」しかない駅の前だ。
近くにあるのは何でも取り揃えているだけが取り柄のスーパーを除けば、
個人経営のしがない小型店舗しかない。
都会人の僕には耐えられない田舎っぷりだ。
いや、僕の実家の田舎っぷりはこんなもんじゃないけど。
「ここ何? 中、暗くてすごい音がしてるんだけど」
「入ればわかるさ」
「……はっ! まさかイサちゃんは大人の階段上るシンデレラですか!?」
「どっから覚えてくんだよ、んな言葉」
「ダメです! だってイサちゃんはまだ1434歳なのですから!」
「いやむしろ大丈夫だろそれ」
ネジの飛んだイサの手を掴む。
ひどく汗ばんでいた。やたら緊張しているらしい。
「ほら、行くぞ」
「え、あ、でも……恥ずかしい、よ…………」
半眼でイサの顔を見る。
何をどう勘違いしてるか、耳まで真っ赤な動揺ぶりを見れば一目瞭然だ。
――なんつーマセたガキだ。
わざわざ口頭で誤解を解くのはひどく面倒だったし、
そうまでしてやるほど僕はお人好しじゃない。
イサの態度は完全に無視して、中へと強引に連れ込む。
イサは、ほとんど抵抗しなかった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板