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持ち帰ったキャラで雑談 その二

265戦場に舞う音:2008/03/15(土) 12:23:32
号令に地響きを轟かせながら、一団が坂を一気に駆け降りる。
下で待ち構えていたメカニロイド達が迎え撃つように武器を構える。
その瞬間、空からいつもの流星が彼等のもとへ降り注ぐ。
「流石に、連続メテオは応えるね…」
その場に膝を突きながら、荒く息をつく紫がにたりと笑う。
轟音と爆風の中をくぐり抜けた戦士達が敵と斬り合う。
繰り広げられる弾幕をかいくぐりながら、紅は寄る敵をすれちがい様に切り捨てていた。
「紅!」
銀の鎧にオイルをまとわりつかせたゼロツーが
彼女の背後に近付いてきていた敵を槍で突き刺す。
「ヤツが来ている」
そう言われて指差された方向を見れば、敵の遥か後方で
手下を従えたその姿。
「バイルーッ!」
声に振り返れば、空を飛ぶ妹の姿。
「紫!」
制止する声を届かず、彼女は敵を避けながら走り出した。
紅い光刃を手に近付く紫の姿にバイルの近くで待機していた
レプリロイド達が直ぐ様反応する。
「ちぃっ!」
冷たく鋭い氷を避けながら、術を展開する。
少しだけ背後を振り返ると両手を空に掲げ、正反対の魔法をぶつけ合う。
カッ!と辺りが閃光に包まれ、視界を一瞬白く染め上げる。
その光に他のレプリロイド達も一瞬注意をそらした。
それが光を背に受けながら現れた黒い鎧への反応を遅らせた。


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