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持ち帰ったキャラで雑談 その二

264戦場に舞う音:2008/03/15(土) 12:08:41
岩の上から見張りをしていたアサヒが慌てて降りてくる様子に一行の間に緊張が走った。
「凄い数のゴーレムとメカニロイドの軍勢がこっちに向かってきてる!」
その声を聞くまでもなく、互いが顔を見合わせ頷く。
「やはり本気で潰しに来たようだな」
普段は軽装のナハトがいつもは身に付けない鎧の留め金を鳴らしながら、
巻き上がる砂塵を睨む。
「死んだことになってるからね、今更姿を現されちゃ奴も困るんだよ」
ライトセイバーを腰に吊しながら、紫が立ち上がる。
その顔は不快そのものだと言わんばかりに歪んでいる。
「それだけこっちの存在が邪魔なんだよ、バイルは」
砂塵を見つめていた紅も脇に抱えていた漆黒の兜を被り、
地面に突き立てていた得物を手にする。
「敵は多い。
だがいいか!奴らは所詮機械!我等は歴戦の猛者だ!」
振り返り、なだらかな丘の下を埋め尽す黒い軍勢に声を張り上げる。
彼女の声に歓声が沸き起こる。
「敵には闇の恐怖と死を!
我等には勝利の栄光を!」
ジャキン!と槍と盾を構えた一団が丘の上で命令を待つ。
「全軍…」
太陽の光に透かされた紅い刃を振り下ろされる。
「進めーっ!」


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