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持ち帰ったキャラで雑談 その二

255エンドアの戦い・IF 2/4:2008/02/08(金) 13:49:07
ここに一人の男が居た。他の将校と見かけは変わらないが、腕の腕章で総督職にあることが分かる。
彼がこの"極秘超兵器"の建造と攻撃指揮を任されているジャジャーロッド総督である。彼は今、巨大
なスクリーンに映された、反乱同盟軍艦隊の映像や、スーパーレーザーの様々なデータを見ていた。

突如、画面が切り替わった。黒いローブを纏い、厳しい表情をした男――皇帝パルパティーンである。
直ちに彼や将校達が跪く。そして、次の言葉を待った。

「司令官、適宜砲撃せよ」

ついに、この兵器が運用される時が来たのである。と言っても、彼が予定していたのは、もっと後だっ
たが。皇帝の思いつきは彼の予定を大幅に短縮したのである。

「仰せのままに、陛下」

その返事を聞いたのか、画面は元に戻った。直ちに彼らは戦闘配置に就き、攻撃準備に取り掛かった。
そして、ついに最初の発射命令が下される。

「発射!」

腕をまっすぐ伸ばし、革のグローブを嵌めた人差し指で命令を下す。すぐさま周辺の8基のタワーから
レーザーが放たれ、中央のレンズに収束し、一筋の巨大な緑色の光の矢となって、不運な敵艦を貫き、
破壊する。この時、彼らの心の中には不思議な高揚が生まれていた。

――惑星エンドア・シールドバンカー

「くそっ…」

そう呟いたのは、この基地の司令官のアイガー将軍である。彼はホスの戦いにも従軍した、天性の指
揮官であったが、原住民達をうまく味方につけた反乱同盟軍の奇襲攻撃により、部下の将兵と共に、
捕虜として木にくくりつけられていた。

先程まで彼らの居た基地から、反乱軍の指揮官らしい男――もっとも、ならず者のような風貌だが。が
逃げろ!と叫びながら飛び出してくる。何が起こるかは容易に予想ができた。その直後、目の前のバン
カーが大爆発を起こし、アンテナは焼け崩れた。最早、自分の軍人としての人生が終わった事を象徴
しているかのように。

――エンドア星系・エリア48

デス・スターの砲撃に驚いた反乱同盟軍艦隊は退却をしようとした。しかし、その先にはピエット提督
率いる大艦隊が待ち構えていた。まさに前門の虎、後門の狼…または、袋のネズミである。

しかし、デス・スターと戦うよりは賢明だっただろう。艦隊の中に突っ込むと、彼らは砲撃してこなくなっ
た。人命軽視の帝国軍でも、流石に戦艦を沈める真似はしなかった。その為、至近距離での撃ち合い
となり、ここに銀河内乱初の艦隊決戦という事になった。

「提督、シールドに負荷がかかり始めました。敵の集中砲火です」
「我々と刺し違えようと言うわけか…よろしい、反乱軍のクズ共とはいえ、見上げた根性だ。それに敬
 意を表し、全力で戦うとしよう。シールド、並びに攻撃出力強化!」

提督は邪悪な笑みを浮かべると、そう命令を下した。そして、白い巨艦は持てる火力と防御力をフル
に発揮し、次々に敵の艦船と航空機を飲み込んでいったのである。


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