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持ち帰ったキャラで雑談 その二
220
:
夢題
:2007/11/13(火) 20:48:31
「何ものも、そこに暗い影を落とすことのないように―――。」
バースデイ・ガールより
いつもと変わらぬように、いつもと同じように彼らは暮らしていた。
しかし、彼らは何かに気づいていた。
「何か、忘れているような気がする だが、それが何か思い出せない」
皆、「何を忘れたのか」ということを質問するたびに同じ言葉を、
この答えを発する。
しかし、二人だけはその消えた記憶を知っていた。
ヴェノム「…あれで良かったんだな?」
乃木「ああ、いいんだ あれで…あとで自分の幸せの記憶も封印しておいてくれ」
ヴェノム「わかった…後悔はしないな?」
乃木「ああ、いつまでも偶像に崇拝を続けることも無いだろう?」
ヴェノム「…わかった それじゃ私の研究室に行こうか」
乃木「…ああ 頼むよドクター」
「小英雄の面影は、もとは鮮明このうえなかったのが、
今では急にぼんやりしてしまった。」
魯迅 「故郷」より
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