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持ち帰ったキャラで雑談 その二

211名無しさん:2007/11/04(日) 22:28:59
二人の姿は周囲にすればもどかしいものだった。
近くにいるのに二人の間にある僅かな距離が周囲の目にはもどかしいものだった。
二人はそれがいいと言った。
呆れる周囲をよそに二人はずっと付かず離れずの微妙なバランスの上で一緒だった。
互いの想いを口にしても、それ以上を望まず。

それでも片方の最後の時は残された方は涙を流して言うのだ。
一人にしないでほしいと。
「…と、俺が知ってるのはそこまでだ」
男はそう言って、カップに口を付けた。
「ずいぶん中途半端な話だね」
男の向かいで同じ様に紅茶を飲む少女が困った様に笑う。
「俺はこのての話に興味がないからな」
「編み物は好きなのにね」
少女の言葉に男は皮肉っぽく笑う。
「マスター」
少女が柔らかに笑いながら男を呼ぶ。
「愛してますよ」
少女の言葉に男が盛大にむせ、そのままテーブルに突っ伏す。
流石にやりすぎたか。そう思い、立ち上がりかけた少女の動きが不意に止まり―その顔が見る間に赤く染まる。
「お返しだ」
してやったり顔の、けれど真っ赤になった男が視線をはずす。
「卑怯だよ…」
言葉を使わずに胸に伝わってきた男の想いに少女はしばらく彼の顔をみられなかったという―



なんとなくイチャイチャさせた。が、糖度がいまいちだ


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