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持ち帰ったキャラで雑談 その二

189英雄・マキシミリアン=ヴィアーズ    1/2:2007/10/10(水) 18:25:19
遠い昔…遥か彼方の銀河系で…

依然として銀河系は戦乱の渦中にあった。銀河帝国、銀河共和国、軍閥、犯罪組織、外宇宙の
エイリアン…各々、自分の主義主張を正当化せんが為に武力や謀略に訴え、毎日至る所で大
小の戦闘が発生しており、戦場となった所では市民が塗炭の苦しみに嘆息し、天を呪詛する声
は絶えない。そして、今日もアウター・リムの惑星で戦闘が始まろうとしていた…。

アーネット「失礼致します。将軍、攻撃準備整いました。いつでも御命令を」

長身の若い士官が入ってきて、用件を告げる。それに対して壮健な体格の将軍が「そうか」と短
く答えた。ホロマップで地形を睥睨するのをやめると、彼は席を立ち、下知を下す。

ヴィアーズ「クレンネル将軍に通達、ここの部隊に対して30分間絨毯砲撃を行え。その後に、タ
        スクル将軍と私の機甲部隊を突入させる」
アーネット「はっ、仰せのままに!」

若い士官は一礼の後、元来た道を引き返して、彼の命令を伝達すべく、将軍達の所へと歩を進
めた。そして、彼も自身の愛機が休息している駐機場へと向かった。その通路を闊歩している途
中で、早くもレーザー砲特有の高音と着弾したであろう地点から聞こえる大音声を聞く。その音
一つ一つがが反逆者を窮迫させていると思えば、心地よく彼の耳に響いた。そして彼は愛機の
前に立つ。帝国の誇る巨大ウォーカー『AT-AT』…数十年間に渡って彼はこの白い機械の巨獣
に魅せられ、共に戦場を駆け抜けてきた。そして今日も命運を共にする。傍らには専属の整備
兵達が整列していた。

バウール「将軍、整備は完璧です。どうぞ御搭乗下さい」
ヴィアーズ「よろしい、曹長。いつもながら行き届いた整備だ。御苦労」
バウール「はっ!」

彼らに慰労の言葉を掛けると、彼は最敬礼で将軍がコクピットに消えるのを見送る。そして、彼
らの目には光るものがあった。

将校用のヘルメットとアーマーに身を包み、自身の戦支度は既に整った。砲撃終了予定時刻が
近づき、そして時計のアラームがその時を告げる。味方からは『英雄』と称えられ、敵からは『死
神』と畏怖される、闘将・マキシミリアン=ヴィアーズの出陣である。


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