したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

持ち帰ったキャラで雑談 その二

124ギャラクティック・コンクエスト:序章・工業惑星マイギートー:2007/07/21(土) 14:56:11
――SSDエグゼキューター・作戦室

作戦室では既に麾下の将官や佐官が長い帝国軍ホロテーブルに腰掛けている。一番奥と、二番目の左
側の席が空いており、座るべき者を待っていた。彼らは二人を見ると立ち上がって一礼し、二人が座った
後に再び腰をかけると、開口一番にピエットのすぐ脇に座る将軍がプロジェクターに惑星のホロを映しなが
ら、状況の説明を開始した。

冷静に状況を説明する彼はマキシミリア=ヴィアーズ将軍。首都惑星コルサント出身の人間である。彼は
上司の策謀で常に危険な戦場や、脆弱な部隊を預けられたが、彼にはそれも自分の有能さを見せ付ける
手段でしかなかった。戦局を引っくり返し、脆弱な部隊も精鋭に鍛え上げ、常に前線で武功を立てたのだ。
面白くないのは上官達である。そこで彼らは死刑宣告にも等しい人事を行った。あの邪悪なダース=ヴェ
イダーの下に送ったのだ。しかし、彼はヴェイダーの要求することをソツなくこなし、自慢のAT-AT部隊を率
いて、氷雪の惑星に籠った反乱軍を踏み潰し、人々は『ホスの英雄』と彼を称えた。

ヴィアーズ「問題が発生しました。惑星マイギートーの主要都市『ルーンニウム』で反乱軍の残党が決起し、
        市民を人質に取り、帝国軍の撤退を要求しております」

かつての帝国なら、市民もろとも反乱軍の上にスターデストロイヤーの砲撃を浴びせて滅ぼしていただろ
う。が、ピエットはそのような手荒な真似を好まなかった。それに、差別主義や圧制を廃止することで、反乱
軍の大義を失わせ、他の軍閥との違いを明らかにするという戦略がある。また、財政の逼迫も占領地の必
要以上の損害を許さなかった。

ピエット「まずいな…しかし、反乱軍の要求を呑むことはできん。そこで、精鋭部隊にルーンニウム解放の
      任務を与える」
アッシュ「第501大隊か?」

第501大隊…共和国末期のクローン大戦の時に編成された大隊である。兵員や小隊長まで全員がクロー
ンの部隊であり、中隊長も半分がクローンという編制だ。これは数々の戦闘で武功を挙げ、ダース=ヴェ
イダーの直属部隊という名誉と『ヴェイダーの拳』の異名を与えられた、エリート部隊である。帝国崩壊後
は、ピエットの軍に所属し、常に困難な戦局を打破してきた。

ピエット「その通りだ。ジェリルクス大佐、直ちに麾下の兵力を以て、一週間以内に反乱軍を沈黙させるの
      だ。使用する兵器に制限は設けないが、市民や施設の損害を最小限に抑えるように」
ジェリルクス「はっ!」

ジェリルクス大佐は工業惑星エリアドゥの出身で、カリダ軍事アカデミーを首席で卒業したエリート将校で
ある。アウター・リムで数々の内乱を鎮圧し、30代にならない内に中佐に昇進。そしてそれがヴェイダーの
目に留まり、第501大隊の司令官に任命され、同時に大佐に昇進した。ヴェイダーの部下になった者は大
抵、暗黒面の教義を与えられることになるが、彼はピエット、ヴィアーズのような少数の成功者に名を連ね
ることに成功したのである。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板