したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

持ち帰ったキャラで雑談 その二

113彼女にとっての幸せ:2007/07/10(火) 18:05:07
いつものようにぼんやりしていると、不意に誰かに頬をつねられ、
コピーエックスは慌てて顔を上げた。
見れば、何時から居たのか、フヨウがむっとしながら彼の頬を摘んでいた。
「ふほう?」
「また難しそうな顔してる」
そう言うとぱっと手を離し、つねられた部分をさするコピーエックスのに鼻先に
指を突きつけた。
「エックスは人の事ばっかり考えすぎなんだよ、だからそんな顔ばっかり」
その言葉に彼が小さく笑うのにフヨウは指を引っ込めた。
「・・・エックスが居た世界のこと?」
「うん・・・、いまになってみるとぼくは本当に楽園を築いていたのか、自信がもてなくてさ」
隣でフヨウが立ち上がる気配を感じながらも、コピーエックスはそのまま続けた。
「オリジナルがどう考えたかは知らないけど、人もレプリロイドも幸せに暮らせる理想郷なんて
無理なんだよ。第一どう考えたってエネルギー不足になるし」
「それは違うんじゃないかな?」
えっと彼は庭に降り立ったフヨウを見つめた。
彼女は眩しそうに空を見上げながら、歌うように言った。
「その、エックスのお父さんがどんな人か僕は知らないよ?
でも、きっとその人が作りたかった楽園はさ、
皆が誰かに必要とされるって感じることが出来て安心できる場所なんじゃないかと思うんだ」
だってさ、といったん言葉を切ると彼女は振り返り
そのまま言葉の続きを待っていた彼に抱きついた。
「ふふふふふフヨウ!?」
「えへへへへ」
顔を真っ赤にして慌てる少年の腕の中で少女は
幸せそうに笑いながら、言うのであった。
「だってさ、誰かに愛してもらうこと以上に幸せなことなんてないもん」


おまけ
「うー・・・・・」
「お?どうしたんだ?」
「なんていうか・・・水飲みにきたのに物凄い胸焼けがさ」
「???」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板