ウソ放送大學

71：謎の達磨さん：2003/12/21(日) 02:53: 思考することが既に他者性である。
何事かを思考しながら、何を思考しているのかはわからない。
思考して行き着く先を既に知っているなら思考はしない。
思考そのものの存在意義がない。

と、するならば、思考すら他者性に縛られるということから、生きることも他者性である。
他者性無き存在であるには、思考を捨てなければならない。つまり目的が自動生成される生命である。

動物を意志無き自動機械とするなら、他者性無き物としてとらえてもよいだろう。
ただ、欠乏と満足の回路が閉じていると、評価するのはどこか。
自身が自身をそう評価するなら、紛れもなく思考している存在である。
他人が自身をそう評価するなら、自身は閉じた存在との認識がない──閉じてはいない。
反復しているように見えても、その存在自身は常に他者性の追求である。

では、動物化とは何が動物化することなのか。
つまり他者性が消えた存在とはどうすればなれるのか。

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