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キ●ガイ隔離スレッド
436
:
名無しさん
:2009/02/12(木) 04:18:42
ネット環境の無い国へ仕事に出て数年、久方ぶりに帰国した僕は
世代遅れを通り越し、もはやアンティークとしての価値すら
持ち始めたマイPCに電源を入れる。ネットサーフィンだ。
僕を迎えたのはノットファウンドの嵐嵐雨嵐。
お気に入りは最早用を成せず、波に飲まれたきれいな更地を見せ付けるだけだった。
――平成は遠くになりにけり、か。
その自分の呟きの響きようが、あまりにも無感情だったので、僕は面食らってしまった。
しかし、それも当たり前の話だ。数年ぶりに日本に帰ってきたからと言って、
数十年前の自分に戻れるわけじゃ、ない。
エアパッキンをひとつづつプチプチと潰す様に、お気に入りフォルダにあるサイトを片っ端から空けていく。
代わり映えのしない砂嵐の中、流れ作業になりかけていた。ゆえに見逃してしまいそうになったが、僕はそれら更地の中にタダひとつ残された白痴色のサイトを
見咎めることに成功した。
アメリカン・ホワイトジョーク②⑤⑧③②
肝心のホワイトジョークは読めなかった。涙で霞んでしまったのだから仕方ない。
涙を流す理由は判っている。しかし言葉に出来るほど単純なものではなかった。
というより、言葉にしたくなかったのだ。
涙がこぼれない様に。僕は天井を見上げる。
涙を拭うやさしい手など、ここには無いのだから。
――ただいま。
その呟きが、あまりにも無邪気な響きだったものだから、僕は一人で笑い転げた。
こんな夢を昨日見ました。
マイシスターは雛子。マイアイドルは弥生です。
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