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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
818
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:11:32 ID:4SnLyINA
〜〜
玄関を開けると、真っ暗だった。
「……?」
明かりをつけてみるが、やはり誰もいない。
いつもなら尊が俺を出迎える為に玄関の明かりをつけて待っているはずなのだが……。
リビングに進むと、ここも電気はついていなかった。
「あれ?」
食卓には夕飯がセットしてあるが、どれもこれもだいぶ前に準備されていたようで、茶碗を触ってみると、既に冷たくなっていた。
今日の夕飯も、豪華だった。
「…………」
やはり、怒らせてしまったらしい。
それもそうか。
いくら急な誘いとはいえ、これだけの準備をして待ってくれていたのを無駄にしてしまったようなものだ。
「(これも含めて、ちゃんと謝らなきゃな……)」
おそらく、尊は不貞寝でもしているのだろう。
寝室を覗いてみると、案の定、ベッドの上が盛り上がっていた。
カバンをベッドに置き、尊の側まで近づく。
まだお許しを得ていないので触ることはできないが、近づくぐらいならいいだろう。
「尊……? あのさ……」
と、そこで、毛布から伸びてきた腕によってベッドに組み伏せられた。
「痛っ……!?」
ベッドに叩きつけられた衝撃に視界が眩む。
『タカシ……』
その声に、ハッとして目を開く。
俺を押し倒したのは、尊だった。
長い黒髪が艶やかに流れ、俺の顔の横まで垂れる。
その瞳は怒りなのか悲しみなのか不安なのか、涙を湛えて充血していた。
月明かりが窓から差し込み、尊の白い肌を照らしている。
そう、尊はなぜか、全裸だった。
『タカシ…………タカシ…………タカシ……タカシ……』
尊は俺の名前をうわ言のように繰り返し、痛いほどに俺の肩を握りしめていた。
その鬼気迫る表情に、俺は言葉が出ない。
『タカシ……タカシぃ……! 他の、他の女のところになんて行かないで!!』
その言葉と一緒に、尊の瞳から、雫が零れた。
『わ、私ならお前を満足させられるぞ? お前のことはなんでも知ってるからな。感じるところも好きな食べ物も映画も漫画も女の好みも性格も全部全部全部だ! ほ、ほら今すぐ気持ち良くしてやるから……!』
「ちょっ……! み、尊っ!?」
尊が俺のベルトに手をかけ、強引にズボンを脱がそうとしてくる。
そこでようやく俺は思考を取り戻し、尊の腕を抑えて抵抗する。
『な、なんで……? わ、私の体じゃ満足できないか? な、なんでもしてやる今ならなんでもするから! ヴァギナでも口でも胸でも……お、お尻はちょっと怖いけど大丈夫だお前は優しいから……
そ、それとも私のせ、性格に愛想が尽きたか? な直す直すよ? わ、私もこんな性格に愛想がつきかけてたんだ。直すまで待てないなら……そ、それなら……ほ、他の女のところに行っても
しょ、しょうがない、しょうがないけど私のこと捨て、捨てないで傍にお前の、タカシの傍に置いてくれなんでもするなんでもするからお前がいないとダメなんだお前じゃないとお前に触れていないと
お前が一緒にいてくれないなら私…………死ぬ、しか』
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