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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
510
:
8/8
:2012/05/05(土) 14:55:50 ID:???
「そういやさ。委員長って、弟さんがいたんだな。さっき会ったとき、ちょっと意外な
感じがした」
別府君の声が、私の物思いを破る。
『意外? 何が?』
咄嗟に聞き返すと、別府君は慌てて、何かを否定するように手を振った。
「ああ、いやその、変な意味じゃなくてさ。ただ、学校の印象だと一人っ子っぽいイメ
ージだったから。それに、普段あまり家の話とかしなくね? つっても、まあ、女子の
会話とか知らないから、俺のイメージが間違ってたら申し訳ないけどさ」
そう言ってちょっと照れたように頭を掻く彼に、私は頷いてみせた。
『確かに、あんまり家族の話はしないわね。別に自慢出来るような話もないし、むしろ
弟の話なんて、愚痴ばかりになっちゃうもの。そういうの好きじゃないから』
というか、弟の話をすると、自分のダメな面も引き出してしまいそうなので、避けて
いたのだ。せっかく大人しくて真面目で優秀なクラス委員長というイメージで定着して
いるのを、自分から壊すような真似は余りしたくない。
「もしかして、委員長って弟さんとそんなに仲良くないの?」
何だか探るような調子で聞いて来る別府君に、私は頷く。
『姉弟なんてそんなものでしょう? 大体、だらしないしやかましいしワガママばかり
だしで鬱陶しいだけだわ。弟なんて。ほら、やっぱり愚痴になっちゃった』
自らツッコんで、肩をすくめる。それに別府君が小さく笑った時、出し抜けに弟が声
を掛けて来た。
「何だよ、ねーちゃん。俺がどうしたって?」
続く
投下しようと思えば出来たのに、忙しさに紛れて放置してしまった。
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