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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●

4407/9:2012/03/24(土) 22:50:03 ID:???
「俺のがいきり立ってるのに気付いて、自分も興奮して来ちゃったんでしょ? でなきゃ、
ちなみから積極的に俺のを握ってくるなんてありえないし」
『う…………』
 反論の声はなく、小さな呻き声だけが漏れた。どうやら、認めざるを得なかったらしい。
「だったら、俺だけじゃなくて、ちゃんとちなみも満足させてあげなきゃって思ってさ。嫌か?」
 そう聞くも、返事はない。俺の下で、体をギュッと強張らせているだけである。ちょっ
と意地悪な気分になって、俺は敢えて逆の事を言ってみた。
「返事が無いってのは、嫌だって事? だったら、このまま止めるけど。無理やりって
のは好きじゃないからさ」
 そのまま、ちなみの返事を待った。しかし返事がないので、わざとらしくため息をつ
いてみせる。
「そっか。だったらしょうがな――」
 言葉を発すると同時に、ちなみが俺の浴衣を掴む。顔を上気させ、潤んだ目で俺を睨
んで、小さく悪態をついてきた。
『……タカシの……悪魔……外道……私から……おねだりさせようだなんて……卑劣に
も……程がある……』
「だって、言わなきゃオッケーなのかどうか分からないし。で、どうなの? したいの?
したくないの?」
 俺の問いに、ギュッと唇を真一文字に結んで泣きそうな目で俺を睨んでいたちなみだっ
たが、やがて顔を逸らし、そして小さく頷いた。
『……お願い…………して…………』
「よし。そういう事なら、いっぱい気持ちよくしてやるからな」
 浴衣をはだけさせようとした時、ちなみが思いの外強い力で俺の手を掴んで制止させた。
『……待って待って……電気……消してから……明るいの……恥ずかしい……』
 しかし、今日の俺はどうにも止まりそうがなかった。どうしても、ちなみの素肌を明
りの下で見てみたい。だから俺は、ちなみの耳元で口を近付けてそっと囁いた。
「……ダメ。ちなみもそろそろ、恥ずかしさに耐える訓練しなきゃね」
 俺の意図を察し、ちなみがビクッとまた体を震わせた。
『や……ダメッ……』


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