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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●

4396/9:2012/03/24(土) 22:49:43 ID:???
 浴衣にしがみついていた手が、俺の体をグッと鷲づかみする。痛みにちょっと顔をし
かめるが、同時にそれが恥ずかしさを耐える仕草なんだと思うと、物凄くいとおしくもあった。
「まあ、とにかくそんな訳だからさ。体離して、出来ればその……布団の中にでも入っ
ててもらえるとありがたいんだが。でないと治まりそうもないし」
 ちなみが離れてしまうのはかなり残念だったが、この際致し方ない。しかしちなみは、
鷲づかみした手は離したものの、体は俺に預けたままで、ジッと俺を無言で見つめていた。
「えっ……と……何?」
 無言の圧力に耐えかねて聞くと、ちなみは一瞬顔を伏せてから、上目がちに俺を見て、
小さくか細い声で呟いた。
『……えっ……と…………私が……静めてあげ……る……』
 そして、ゆっくりと手を下に這わせると、浴衣の上から、いきり立った俺のモノを優
しく掴んだ。
「え? おい、ちょっと?」
 唐突な行動に思わず動揺した声を上げると、ちなみは渋々といった顔つきで俺を睨んだ。
『……タカシは……スケベだから……治まるのなんて待ってたら……いつになるか……
分からないし…… だったら……私が……静めてあげた方が……早い……』
 にぎにぎと動く指の感触は心地良いがじれったくもある。我慢し切れなくなり、俺は
ちなみの体を抱き寄せると、体を反転させ、布団の上に倒し込んだ。
『え……きゃあっ!?』
 びっくりしたちなみが小さく悲鳴を上げる。布団の上に仰向けに寝かされたちなみが、
俺を睨み付けて文句を言った。
『……いきなり……何するのよ……』
「ゴメン。でも、どうせならちゃんとした方がいいと思ってさ」
 俺の言葉に、ちなみの顔が紅潮する。プイと横を向いて、ワザとらしく口を尖らせた。
『……私は……したいなんて……思ってないのに……』
「嘘でしょ?」
 即座に否定してみせる。すると、ちなみはビクッと体を震わせ、片腕で顔を覆って首
をイヤイヤするように振ってみせた。
『……違う……もん……そんな事ない……』
 しかし、俺はさらに追及する。


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