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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
434
:
1/9
:2012/03/24(土) 22:47:58 ID:???
・ツンデレが入浴中に地震に遭ったら
「フゥ……いいお湯だった……やっぱ、久々の温泉はいいなあ」
浴衣に羽織をガッツリと着込み、タオルを肩に引っ掛け、着替えやら何やらを詰め込
んだビニール袋片手に、俺は旅館の廊下を自分達の宿泊部屋へと歩く。部屋の前に立つ
とドアを開け、中に声を掛けた。
「上がったぞ、ちな……みは、まだ風呂か。まあ、アイツは長風呂だしなあ」
部屋の中はガランとしていて人気がなかった。布団がちゃんと二組敷かれている。ど
うやら、風呂に入っている間に仲居さんが用意しておいてくれたらしい。一人であるこ
とを確認して、俺は何度目かになる愚痴を呟く。
「全くちなみの奴…… せっかく二人きりで温泉来たんだから、混浴にしようぜって言っ
たのに、誰がお前なんかに私の裸を見せるか、バカ。いい加減にしろこのスケベとかっ
て……ホント、つれないよな……」
今頃は鼻歌気分で露天風呂にでも浸かっているであろうわが婚約者を思って、俺はた
め息を吐く。もちろん婚約者である以上、キスはおろかエッチなことだって経験済みで
はあるが、ちなみは服を脱がす時は絶対に明りを消す事を強要する。
「もう婚約したんだし、もうちょっと甘えてくれてもいいと思うんだけどな。けど、ま
あこればっかりは焦っても仕方ないか。さてと、ロビーでビールでも買って来るかな」
湯上りといえば、やはりビールだろう。ちなみが上がって来たら、二人で飲もうと思
う。もしかしたら、酔っ払って大胆になり、普段しないような事もさせてくれるかも知
れないな、とちょっと淫らな期待を寄せてしまったりもする。そんな考えを抱きつつ、
立ち上がった時だった。
「ん? 何だ?」
思わず平衡感覚を失い、俺はよろめいて机に手を付いた。一瞬、のぼせて立ちくらみ
でもしたのかと思ったが、落ち着いて感覚を研ぎ澄ませると、床が小さく揺れているよ
うに感じられた。
「地震……か?」
一瞬、緊張して身構える。が、揺れは大きくなる事無く、次第に小さくなり、やがて
完全に感じられなくなった。
「フゥ…… ちょっと大きかったな。今の」
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