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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
371
:
1/4
:2012/02/10(金) 22:15:11 ID:???
【ツンデレに噂話について詰問されたら】
もうすぐバレンタインという噂を聞きつけた俺は、根回しに躍起になっていた。だが、どうにもうまくいかない。
そんなある日の放課後。今日はどこから行こうか教室でプランを練っていると、かなみが何やら不機嫌そうな顔をしてこちらにやってきた。とても怖いのでそーっと逃げようとしたら回りこまれた。
「くそっ! やっぱり大魔王からは逃げられない!」
「誰が魔王よッ! くだらないことしてないで、ちょっと顔貸しなさいよ」
「嫌な予感しかしねぇので嫌です」
「早く!」
「はいすいません」
叱られたので、素直に自分の席に着く。かなみは近くの机の上に座った。お行儀が悪いですよ?
「あのさ、なんか最近『放課後に色んな教室を練り歩き、食物を必死な顔でねだる妖怪が出る』って噂が流れてるんだけど、アンタなんかしたでしょ?」
「あー。多分その妖怪のモデル俺です」
「やっぱか! あたしも聞きながらアンタを想像したわよ! 勝手に学校の七不思議を増やすな馬鹿っ!」
かなみに思いの猛りをぶつけたら、罵声をぶつけられた。
「別に好んで増やしたわけではない。ただチョコをもらおうと必死だっただけなんです。それがよもや学校の歴史に名を刻む羽目になろうとは……」
「なんかかっこよさげだけど、どう考えてもかっこ悪いわよ」
ですよねー。
「んで、なに? チョコ? あ、バレンタインの」
コクリとうなずくと、かなみはいかにも馬鹿にした様子で俺に話しかけた。
「その調子だと、当然のようにチョコレートはもらえそうにないみたいね。ま、トーゼンよね。誰がアンタみたいな変人にチョコを渡すってのよ♪」
「今日もかなみは楽しそうに俺を罵倒しますね」
「罵倒じゃないわ、ただ事実を述べているだけよ。それが、どういうことか、罵倒になっちゃうのよねー。不思議♪」
「俺の魅力がなせる技だな!」
「けなしてるんだからそろそろ怒れッ! 何を全部吸収してるのよ!」
「なんで俺が怒られてるの?」
頬をぐにーっと引っ張られた。痛い。
「うー……ちっとも堪えてないし」
「いや、痛いんですよ? ただ、人より表情に出にくいだけで」
「あ、引き千切ったら流石のアンタでも痛がるかな?」
「助けてぇ!」
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