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レス代行依頼スレ
476
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/01/10(月) 04:09:22 ID:UJWnpELE
【3レス目】
名前欄:2/3
本文
「ああ。そこに何枚か置いてあるよ。まだ分けてる途中だから、ちょっと待ってろ」
分けられた年賀状はまだ三枚だった。差出人を確認して別府君の名前が無いのを確認し
てから私は、手を差し出して父に言った。
『いい。私が分けるから、貸して』
「ん? そうか」
何の疑問も持たず、父が年賀状を手渡してくれる。私は緊張する心を抑え、出来る限り
慌てないように年賀状を分けていく。
――違う。これも違う。これは……って、サヨちゃんからだ。これも私だけど、渡辺さん
から。これはお父さん。これも、これも。
なかなか別府君からの年賀状が見つからない。本当に出してくれたのだろうか? もし
かして出そうと思ったけど忘れたとか、出すのが遅れて三日になったとか、そんな事は十
分にあった。
――もし、今日届いてなかったら、絶対始業式の日に一言言ってあげるんだから。不満気
にそう思いながら、更に年賀状をより分けていく。
――ああ、もう十枚くらいしかない。ダメだぁ……
何となく、諦めと絶望が心に満ちたその時だった。
『あった!!』
別府君からの年賀状を見つけた私は、思わず声に出して叫んでしまった。父がちょっと
驚いた顔で私を見る。
「どうした? 大声出して」
『ううん。何でもない。それじゃこれ、お父さん宛。お母さん宛はこっちね』
二人分の年賀状を差し出して、私は自分のを持って立ち上がる。
「どうした? もうすぐごはんだって母さんが言ってたぞ」
『年賀状を自分の部屋に置いて来るだけだから。すぐ戻ってくるわよ』
父にそう断って、私は急いで部屋に戻る。そして、真っ先に別府君からの年賀状を見た。
『む…… パソコンで作ったわねこれ。手抜きは良くないわよって言わないと』
むしろ今の時代、それが普通なのだろうけれど、贅沢な私はそう文句を言いつつ、裏面
を見る。もし、何も書いてなかったらどうしようかと思ったが、さすがにメッセージは書
いてあった。私は貪るようにそれを読む。そこには、こう書いてあった。
【4レス目】
名前欄:3/3
本文
「去年はいっぱい迷惑掛けてゴメンな。今年は迷惑を掛けないようにしつつ、去年より仲
良く出来たらいいかなって。宜しく!!」
――去年より……仲良く……
彼の言葉に、私の頬が自然に緩む。もちろんこんなの、ちょっとした挨拶なんだろうけ
ど、それでも私は、心の中に喜びが湧き上がってくるのを抑える事が出来なかった。
『うん…… 私も、いっぱい文句とかお説教しちゃうだろうけど、それでも良ければ……
仲良くして欲しいな……』
彼からの年賀状を胸に抱き締め、小さく呟いて私は、喜びに浸ったのだった。
終わり。
導入部が当初の妄想の倍を越えたというww
【代行ここまで】
予想通り、例の一件で規制されてしまった(´・ω・`)
しかも当面通報作業も出来ずという。
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