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レス代行依頼スレ

430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 21:04:33 ID:???
さて時が流れるのは相変わらず早いもので年を越して三月。

米屋の前に立派な馬に乗った一人の若者が着きます。

「小僧さん。ここは碓氷さん所の米屋さんですか?」

「はい、そうですが。何かご用でございますか?」

「ここにかなみさんという娘さんはおられるかな?」

「はい、奥で何かしているようですが……」

「そうですか。では『たかし』が来たと伝えてもらえますか?」

「は、はい!!すぐにお伝えします!!」
「だ、旦那!!旦那!!大変です!!」
「ら、らいね、来年三月がっ!!来年三月がッ!!」

「うるさいよ。何だいあわてて」
「なに?元花魁の、たかしが、かなみを呼んでる?」
「そりゃ大変だ!!すぐにかなみを呼びなさい!!」

さて知らせを聞いたかなみは入口まで走りぬけ久々の対面。
たかしが一言。

「あなたの夫婦になりに参りました」

この一言でかなみさんはまた倒れました。
周りはあれよあれよの大騒ぎ。
しかしたかしは冷静に
「医者を呼んでください。藪はいけませんよ」

可哀相に小僧さん遠くの医者まで走らされたそうです。

さて無事に婚礼を済ませた二人ですが、夫婦になったのに商売がないんじゃいかんと言うことで、新しい商売を始めようということになりました。
たかしが持たせた50両を元手に米屋つながりで餅屋はどうかということになり、餅屋を始めました。
一番人気の花魁と町娘が夫婦になったというこの話はすぐに世に広まり、新しく始めた餅屋「花魁餅」はそういうのが大好きな婦女子の人々に人気になり人が集まってきます。

「すごい繁盛ねー。これは餅屋もうかってんじゃないのー?」

「あら友子。いらっしゃい。何にする?」

「何か適当に。それにしてもすごいわねー」
「たかし君様様ねー」

「べ、別にあいつのおかげって訳じゃないわよ//////」
「あいつったらすぐ女の人にデレデレして!!///」
「この前なんか(ry」

「あらあら。たかし君、この店は餡子のお餅だけじゃなくて焼餅も売ってるのねwww」

「いやいや。そこで真っ赤になってるヤキモチは売り物じゃなくて俺のものですよw」

そういって焼餅に口を付けたそうです。


「……馬鹿/////////」


これがあの「幾代餅」によく似た、しかしあまり語られない「かなみ餅」の一席でございます。お後がよろしいようで。ありがとうござました。



余談
友ちゃんは揚屋を後にした後別の揚屋に行き思いを寄せる花魁と一晩過ごしたとか……。

「友ちゃん、もう朝にn」

「うるさい!!!まだ飲めるわよ!!!」
「あんたも飲みなさい!!それとも私の酒が飲めないっての〜!!?」

「( ^ω^)…」

酔っていたとか実はシラフで甘えてたとか……。



以上です。ぶっちゃけ最後の焼餅の下りからここまで広がった妄想でした。
男女が逆になってます。男の花魁を書くのが本当に苦痛でした…。
元ネタは「幾代餅」です。


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