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あと3話で完結ロワスレ

644虫ロワ 第100話・TAKE2『バグズ・ライフ』 ◆XksB4AwhxU:2013/08/05(月) 13:40:37
「シアン、あんた敵だったのに……なぜそこまでしてくれるの?」
「同じだからだ。私も、お前たちも……人間以外の関係者は全て生体データ採取の為に集められたサンプルなのだ。
 この場でバトル・ロワイアルが開かれたのも、サンプル処分を兼ねた余興に過ぎん。
 『コドク』を完成させようとしたのも……いや、よそう。今は時間が惜しい。早く次の者の行き先を教えろ」

シアンがこのバトル・ロワイアルの開催の経緯を参加者に告げたのは、その時が初めてだった。

「俺は……そのサンプルとやらを集めた連中の元に送ってくれ。ぶん殴りに行く」

……そして、それを知ったユピーの反応は実に彼らしい反応であった。

「ユピー、アンタ王様とお母さんの最期の言葉忘れたの!?『キメラアントの未来を頼む』って!
 復讐なんてやってる場合!?」
「ヤマメの言うとおりだ。奴らに楯突く事は……あまりオススメできんな。
 私たちの反乱など想定の範囲内だろう。対策は何重にも打っているはずだ。
 例え関係者全員を皆殺しにして復讐を果たしたとしても
 いずれ代わりの組織が現れて同じ事をするだろうしな」
「それでもやるんだよ。俺たちをこんな穴蔵に閉じ込めて、こんな殺し合いをさせて、
 それを肴に一杯やる連中の事、許せる訳がねぇ!ありえねぇよ!
 その連中とやらには一発、痛い目見せてやらなきゃならねぇ!
 でねぇと、またすぐに同じことやるぜ……!俺たちや、俺達の子孫を無理矢理呼び出してな!」
「なるほど、ユピーは『私と同じ』でいいな」
「シアン、てめぇ……」

シアンの手により、新たに2つの魔法陣が開かれた。


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