[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
あと3話で完結ロワスレ
616
:
虫ロワ 第100話「完全変態、そして」
◆XksB4AwhxU
:2013/08/05(月) 10:07:15
「シアン、随分と人間離れしたな……!」
「ユピーを、『喰った』のね……!」
先刻の闘いで、蟲毒の儀式により増幅されていたシアンの魔力は、遂にユピーの膨大なオーラ量をも超越した。
そしてユピーとの力関係が逆転した瞬間、彼女はユピーに対して『同化の法』を試みたのだ。
『同化の法』、それは他者の肉体を術者と融合・支配する、七英雄・ワグナスの開発した術……。
シアンは主催サイドを通じて習得した異界の術『同化の法』で、ユピーの肉体を取り込んだのである。
かつて地底で同様の事態に遭遇したヤマメは、シアンに起こった異変を『ほぼ』正確に見抜いていた。
だが……
「あの羽根……ユピーの羽根じゃないのか……」
ばさり、とシアンの背中に広げられた一対の大きな翼。
ティンが指摘したように、ユピーが飛行の際に生やしていたそれとは、明らかに様子が違う。
金色をベースに、風切羽は虹のように彩られ、シアンの背後で後光の様に輝いている。
「あ、あいつは、一体何者に『なっている』の……?!」
時間にすればほんの数秒のことだったが、ヤマメは一歩も動くことが出来なかった。
神の御使かと見紛うシアンの姿に、戦慄していたからか。
遺伝子に刻まれた本能が、眼前の天敵の両翼に立ち向かう事をためらわせていたからか。
いや、最大の理由は、シアンから発せられる力が、黄泉還り者(レブナント)でも、
キメラアントの生命エネルギーでもない、何か別の畏るべきものになりつつあることを感じ取ってしまったからである。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板