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あと3話で完結ロワスレ

602虹の架け橋 ◆r7Zqk/D9pg:2013/07/17(水) 01:59:59


「どうしようもない……」
前回のピサロもじゃとの戦いで両腕を失った上に一生消えないトラウマを植え付けられ、
それに加えて、全力で戦うと死ぬ所まで追い詰められた女戦士は弱々しく呟いた。

「やっぱり……駄目だったんだ!!私達じゃ……勝てないよ!!」
「諦めるな!!」
そんな女戦士に活を入れるべく、男武闘家は女戦士の頬を引っぱたいた。
女戦士は死んだ。

【女戦士@DQ3 死亡】

「女戦士!!」
「てめぇよくも女戦士を!!」
「絶対にゆるさないぞ男武闘家!!!」
突如与えられた理不尽な死、それを前に冷静でいられるほど生き残った参加者達は冷血ではなかった。
男武闘家許すまじ、満場一致でそういう感じだった。

「待て!!」
男武闘家が叫ぶ。

「死ぬ前の遺言かこの野郎!!」
「聞いてやろう!!なるべくゆっくり大きい声で言えよなこの野郎!!」
「そして死ね!!」
突如発せられた男武闘家の言葉、それを遺言であると察した参加者達は、その言葉を止めるほどに冷血ではなかった。

「俺の拳で殴られて女戦士が死んだのはなんでだと思う!?」
「もしや……理由があるのか!?」

「アイツは……ピサロもじゃとの戦いで限界を迎えていたんだ!!じゃあなんで限界を迎えていたんだと思う!?」
「それにも理由があるのか!!」
「理由を求め続けると無限連鎖になる……なんかすごいな!!」

「こんな殺し合いに参加せられたから、アイツは限界を迎えていたんだ!!
つまりこの殺し合いを開いた奴が悪い!!トドメを刺したのは俺だけど……俺だってトドメを刺したかったわけじゃない!!この殺し合いを開いた奴が悪い!!」
「……言われてみればそうだ!!」
「この殺し合いを開いた奴が悪い!!」
「男武闘家はそんなに悪くない!!」

「確かに自分でも惚れぼれする程の会心の一撃で女戦士を仕留めたが、
それはそれとして絶対にこの殺し合いを開いた奴を殺して女戦士の仇を取ろう!」
「で……でもさぁ、天馬の塔の屋上に突き刺さっていたヘルクラウド城はもう射出されちまったんだ……どうやって追えばいいんだよ!!」

「雨雲と太陽が重なる時、虹の橋が掛かる……この言葉を覚えているか!?」
「それは……勇者の遺言!!」
「死に際に頭おかしくなって言った言葉じゃないのか!?」

「違う……アイツの言葉には、意味があったんだ!!これを見ろ!!」
そう言って男武闘家は、自分のふくろから太陽の石と雨雲の杖を取り出した。

「こ、これは……」
「わかるだろう?こいつらの名前は太陽の石と雨雲の杖……つまり!」
「こいつらを重ねるわけだな!!」


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