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あと3話で完結ロワスレ

580意志を継ぐ者/繋げる者 ◆Q0VzZxV5ys:2013/06/30(日) 13:52:32


「こいつ……魘されてるのか?」


限界寸前で気絶しているテマリの傍にいるシカマルが呟く。
無理もないこの会場に来てから常に死との隣合わせの状況で時間が過ぎている。


そして我愛羅が自分を守り抜いて目の前で絶命した――気絶するのも仕方がない。
このまま一人で残しておくのは大変危険である。
それに知り合いを見捨てる程腐っている男ではない。
生存者も一桁となりこの先には辛い戦いしか待ち受けていないだろう。


ならば少しでも休息を取るのが最善の策といえる。
生き残れる保証など最初から存在していない。
少しでも可能性を上げるためにチャクラを温存し体力を回復するのが今行うべき行動。
少しでも長く術を発動できるように、少しでも勝てる可能性を上げるために――――――。


「みんな……みんなが切り開いた道を無駄にはしたくねえ」


数々のドラマが、色が生まれた殺し合い。
それは悲劇の繰り返しであり行わない方が良いに決まっている。
終わり良ければ全て良しなど存在しない、そんな事なら始めからやる必要がない。

でも死んだ命を無駄にすることは許されない。
残った希望を生存者は導く必要が、義務がある。


弱い消極的な意思は捨てろ、理不尽な世界に反逆しろ、ここは諦める場面何かじゃない。


受け継いだ希望の意思をその胸に宿し例えその身が砕けようとも貢献しろ。


根性、この言葉がよく似合う。


「これじゃあナルトみてぇだな……まぁたまにはいいかもな」


世の中数字だけでは測れない事が多数に存在している。
今思えばサスケ奪還任務の時だって同じだ。
テマリ達が助けに来てくれなければ自分を含めキバとリーが死んでいただろう。
無論その助けなど知らず計算の内に入っていなかった。


「『絶対』何て言葉は通用しない……残された奴は次の世代に全てを繋ぐ……そうだろアスマ」


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