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あと3話で完結ロワスレ
335
:
虫ロワ第99話「コドク」
◆XksB4AwhxU
:2013/02/24(日) 00:24:10
彼の目の前には、今しがた平らげた生物と同じ身体を持った少女が居た。
(しまった……!)
だがヤマメは
「やだ……野性的……」
とつぶやき、そのまま顔を赤らめてうつむいてしまった。
なぜそんな恥じらうような反応をするのか?
どうやら気分を害してしまった訳ではないらしいが……
……ヨウカイとやらの考えることは、時々よく分からない。
彼女はつい先程まではヒトと変わりない姿をしていたはずなのだが……。
それにしても、乾き物を食べたせいか今度は喉が渇いた。
ティンは、既に支給された水を飲み干してしまっていた。
ヤマメに飲み物が無いか尋ねてみることにする。
彼女から微かにミルクのような匂いが漂ってきているのには気付いている。
牛乳か何かを支給されているのだろう。豆乳だったらなお有難いのだが。
「飲み物?水ならまだあるけど?」
「……何だか乳臭くないか?」
「牛乳なんて持ってないよ、あたし。……でも本当だ。乳臭い」
すると何かに気付いたヤマメはおもむろに黒い上着の襟を引っ張り、服の中、胸元を覗きこんだ。
「……!!さっきからどうも胸が張って変な感じがしてたんだけど……
……お乳出てる……」
その時、二人に……
……いや、アリ塚全体に地響きのような衝撃が走り
……直後、腹の底に沁み入るような、不吉な音色の重低音が響き渡った。
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