[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
あと3話で完結ロワスレ
326
:
やきうロワ・290話
◆9n1Os0Si9I
:2013/02/23(土) 21:49:50
気が付けば、暗い部屋にいた。
あの瞬間、何があったのか――――いまだ理解できない。
「起きろよ」
その声とともに、部屋に明かりが灯る。
そこは最初に集められた場所だった。
100人のNPB所属選手で殺し合いをしろと言われた場所。
彼――――小笠原にとっては困惑させられた場所だった。
2012年という、自分がいた2006年から数年過ぎた世界。
それが知らされた場所であった。
いつの間にか自分は戻ってきていた。
「お前は……主催の」
「そうだぞ、お前は最後の一人になった……それだけだ」
「ッ――――それじゃあ皆は」
「死んだぞ」
「……クッ」
残酷なことを、平気な顔して言いやがる。
コイツはどういう神経をしているのだ。
「お前らはなぜ、こんな殺し合いをしたんだ……理由を教えてくれ」
「ただのNPBの無能どもの余興だぞ」
「余興……?」
「殺し合いをして生き残った人間が本当にスターになれると勘違いしてるんだよ」
「なん……だと……?」
殺し合いをして生き残ればスター選手になる?
そんなふざけたことがあり得るはずがない。
選手が減ればそれだけファンはいなくなってしまうはずだ。
「まぁ、お前はこれで解放される……特別にお前は日本ハムに戻れるようにしてやる、感謝しろよ」
「――――お前に言っておいてやる」
「?」
「俺が、プロ野球を再び活気づけてやる……死んだみんなの分も」
「不可能に決まってるだろ」
主催の男はばっさりと切り捨てる。
だが、俺は本気で言っている。
この殺し合いで死んだ人の分もプロ野球を盛り上げる。
自分ができるのは、これぐらいだ。
こんな殺し合いをしたNPBの思惑通りに動くのは癪に触る。
だが、この殺し合いでプロ野球界は大きな打撃を受けるだろう。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板