[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
あと3話で完結ロワスレ
214
:
剣士ロワ第299話「ぶつかり合う魂」
◆9DPBcJuJ5Q
:2013/01/27(日) 00:13:31
タクティモンが着地すると同時、トゥバンの剣の一閃が迫った。蛇鉄封神丸の刃で受け、そのまま弾き返すように剣を振るう。トゥバンは僅かに身をかわしたが、完全には間に合わず掠り傷を負わせた。しかしその程度で怯むようなことは無く、トゥバンは剣を振るい続けた。
タクティモンはトゥバンの剣を、鎧やマント、蛇鉄封神丸で幾度となく受け止めた。鎧やマントには幾つか薄い切り傷ができていたが、破壊されるに至ることも無く、蛇鉄封神丸に至っては全くの無傷だ。
対して、トゥバン・サノオは見切りを損なってばかりで深手は負わずとも全身が傷だらけになっていた。イルランザーの癒しの力も蛇鉄封神丸の瘴気によって効力を封殺されており、傷口から流れ出た血が衣服を赤く染め、動く度に飛沫となって巻き散らされている。
だというのに。その顔には、笑みが浮かんでいた。恐怖で引き攣ったような、それでいて、子供のような無邪気さが混じった、不可思議な笑みだった。
それを見ている内に、タクティモンはふるえた。恐怖に震えたのか、歓喜に奮えたのか、或いは両方なのか。
必殺技は大振りでトゥバン・サノオには見切られてしまうだろうと感じていたが、己の内の猛りに任せるまま、鬼神突を放つ。しかし、今度は回避も防御も間に合わなかったのか、瘴気だけでなく蛇鉄封神丸の刃がトゥバンの肉を僅かに抉った。
次の瞬間、タクティモンは戦慄した。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板