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あと3話で完結ロワスレ
209
:
やきうロワ288話
◆9n1Os0Si9I
:2013/01/25(金) 23:33:08
でも、僕はその思いにこたえることはできない。
バン、という無機質な音が響いた。
それが何の音か説明するまでもない。
西口さんのユニフォームの腹部から赤い染みが広がっていく。
「あ、浅尾君……」
「すみません――――でも、僕はもう元に戻ろうなんて、考えられないんです」
岩瀬さんにつなぐために、今までに努力した。
その思い出を汚してまで犯した殺人と言う罪は、重かった。
それを消すのは、今までの思い出を消すのと同じだ。
だから、僕は西口さんの手を取ることはできない。
「――――そうか、残念だよ……ゴホッ!」
「憎むのなら憎んでくださって結構です、僕がしたのは……それだけの悪行ですから」
十中八九、罵詈雑言に近いものを浴びせられると思っていた。
今までの人もそうだったから。
プロ野球選手と言う、夢を与える職業として僕は、失格なのだ。
「いや……浅尾君は悪くないよ、悪いのはこんなことを考え出したNPBなんだ」
だが、予想を大きく反した。
西口さんは僕を責めるどころが、僕を悪くないといった。
その瞬間、僕の中で何かが吹っ切れたような気がした。
「ッ、うわああああああああああああああああああああああああああ!!」
ただ、叫ぶことしかできなかった。
【西口@西武 死亡】
【残り5名】
【浅尾@中日】
[状態]精神不安定、右目失明
[スタンス]無差別マーダー
[装備]基本支給品、拳銃(残り?発)
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