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あと3話で完結ロワスレ
141
:
剣士ロワ第298話「決戦、開幕」
◆9DPBcJuJ5Q
:2013/01/06(日) 01:31:48
「仲間を生贄に、だと?……いや、そもそも、幻魔皇帝こそが奴らのリーダーだったんじゃないのか」
ゼロガンダムが沈黙している傍らで、ゼロは司馬懿の言葉を怪訝に思い、問い質した。それに、スプラウトが続きを付け加えた。
「……貴様らは、何かを呼び出そうとしているのか?」
スプラウトは他の4人とは違い、洛陽宮殿の内部に侵入してからもう1つの巨大な闇の力を感じていた。しかし、その気配は今や会場の全域に現出したタタリ場から噴き出す闇の瘴気に溶け込んでおり、普通には気付けなくなっていた。
だが、スプラウトは大いなる闇を纏う破壊神を滅ぼすべく、半世紀以上にも渡り闇の力を食らい蓄え続けていた魔人。闇の気配には、この場にいる誰よりも敏くなっていた。
そして、異界より来たる大いなる闇の存在を知るスプラウトは、その巨大な闇はこれからこの場に現れようとしているのだと直感した。
司馬懿と刃斬武は、ゼロとスプラウトからの問い掛けに、暫しの沈黙の後、薄暗い笑い声を洩らしながら明確に答えた。
「蘇るのだ。常夜の世界を統べるべき闇の皇が」
「そして我らは、その闇の皇に見出され選り抜かれし闇の使徒」
刃斬武と司馬懿の体から、闇の瘴気が噴出し彼らの体を覆った。
「鎧装!」
その掛け声と共に刃斬武は纏っていた鎧と鉄仮面を解除し、自身の本来の鎧を呼び出し、装着した。
司馬懿は闇の瘴気により自身の鎧と体を変質させ、鳥を模った禍々しい真紅の鎧を身に纏った。
「我こそは、暗黒剣士逞鍛なり!!」
「我こそは、天を熾す鵬……天熾鵬なり。我らのこの絶大なる真力も、廻天の盟約によって賜わされた闇の力の一葉に過ぎぬと心得よ」
対峙する2人から迸る闇の力が一気に強まり、4人の総身が震えた。
闇への恐怖では無く、これから起こる戦いの激しさを予感し、体がひとりでに昂ったのだ。
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