したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

『球磨川 禊は大嘘憑きかわいい。』

43球磨川 禊ψ ◆DMZBuMECHA:2011/01/09(日) 04:58:27
『球磨川さん、両替をする』の巻。

ゲームセンターにやってきた球磨川さん。さっそくお目当てのゲームをやろうとするも、五百円玉しか無かったので、
まずは両替機へ。五百円を入れ、出てきた硬貨を見るとなんと百円玉が4枚しかない。まわりを見ても硬貨の出口を見ても、
どこにも落ちていない。早くも一本と思ったが、いやいやいやいやいや、これはどう見ても店が悪いんだから、店員に言えば
いいんだ、うん。と思いなおす球磨川さん。勇気をふりしぼり店員に言うと、すぐさま機械を開け中をチェックする店員。
「中のカウンターはちゃんと回ってるんで、もしかしたらまわりに落ちてるかもしれませんね」と言うやいなや、
床をはいつくばって機械の下を探しはじめた。必死で頑張ってくれる店員の姿を見て、なんだかいたたまれなくなってきた
球磨川さん。『あー、そこまでしなくてもいいです。あの、きっと僕のか、か、勘違いですから。』と言おうとしたその時、
「あ、あんなところに…。」と、10メートル近く離れたUFOキャッチャーの下から百円玉を見つけ、取り出し「どうぞ」と渡してくれた。
しかし、両替をしたときに硬貨が落ちる音はしていなかったし、あんな遠くに転がるとも考えにくい。恐らく他の人が落とした
別の百円玉だろう。それでも球磨川さんは店員の笑顔のまぶしさに負け、その百円玉を受けとった。
『それにしてもあんなに一生懸命探してくれるなんて、いい店員さんだな。』と、すがすがしい気分でゲームに向かう球磨川さん。
お気に入りのクイズゲームに百円を入れようとした瞬間、違和感に気づいた。確かめると、服の袖口から百円玉が顔を出す。
両替機の硬貨出口に手を入れたときに、1枚引っかかっていたのだ。得体の知れない汗をかきかき、クイズゲームを
わざわざ全問不正解でゲームオーバーにさせたあと、ゲームセンターを出た球磨川さんは…。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板