[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
人間とエルフTRPG避難所
304
:
名無しになりきれ
:2013/01/12(土) 19:13:52
「・・・マイノス?」
ようやく最終日の仕事を終えて、従って残り時間わずかな祭の見物を許された少年は
街中で突然聞き覚えのある声に呼び止められた。
「ここに、いたのか」
行き交う人波を苦もなく避けて近付いてきた少女は、
ポンチョの下からごそごそと袋を取り出し、
「・・・わたしの宿代を、返す」
あっけにとられている少年の手に押し付けた。
「・・・リ、リエッキさん?えと、あの、これは・・・」
突然の事に驚きながら、少年は何とか言葉を絞り出そうとする。
「いい仕事があって、稼ぐことができた。心配ない」
あっという間に街の雑踏に消えた少女を、少年は、
なんだかんだいって今後数年の間に
更に何度か少女と冒険を共にする羽目になるかすかな予感と共に見送った。
******
「えーと、まとまって伝わってるのはこんな感じね。後は断片的に
マイム『指輪2個持って棄権とかバカなの死ぬの』
宿の従業員一同『若旦那をウマに縛り付けて特攻させますかそうですか』
ヤスケ『(みんながゴール前でニヨニヨ待ってる中を意識不明で優勝とか何という羞恥プレイ・・・)』
ばーぼん『爺さん諦めて結婚式挙げたれ』
バッカス『そら挙げた!但し、その人間男がくたばるまでこの家の敷居は跨がせん!』
カミュ『無意識に燃えるとか酒にも旅館にもサイテー。ちょっと稽古つけたる』
リエッキ『少しレベル上がったけどやっぱり完全制御は無理だから出て行く』
みたいな歌なら残ってるね」
どっかの島のどっかの家の奥、壁一面どころか四面に
びっしりと本−−数多の世界の神の記憶を覗き見て知った、
それぞれの世界のたくさんの物語を書き留めたもの−−の並ぶ部屋で、
巨大な猫を撫でながら一人の魔女が語りましたとさ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板