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なな板TRP系スレ総合避難所
81
:
名無しになりきれ
:2011/10/10(月) 00:05:33
540 名前:瑞希 ◆ fE/1/wo2ds[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 11:56:33
さてひと段落着いたところで自分の目的を思い出した瑞希。
(…………折角ですしあの暇そうな方に街案内でも頼むことに………)
つまりこの場で最も覇気がなさそーで幸も薄そーな男。白羽の矢が立ったのは我らが牧街モリオ、その人である!
瑞希零は考える……自分はこの街に来たばかりで詳細を知らぬ。
ここはいかにも暇そうな彼に案内をして貰おうと。
なんか、凄く惰眠を貪ってそうな顔してるし。押しに弱そうな雰囲気だし。
「御勤めご苦労様です」
ぴしっと功労者大鳥巡査に敬礼をするとつかつかと牧街へ歩み寄る。
牧街にはおそらく『ちょっと気弱そうな可愛い女子高生』にしか映らないだろう。
しかし次の瞬間、瑞希が牧街の襟首のあたりを掴んだかと思うと、
まるでジープでぶっ飛ばされたような衝撃が牧街を襲い、牧街は後方の壁に叩きつけられたのであるッ!
「失敬、力加減を間違えました。糸くずを取ろうとしただけなのですが」
無表情にぴしっと45度ピッタリに頭を下げると
瑞希はごそごそと鞄から名刺を一枚取り出しつらつらと自己紹介を始めた。
「先程の一件、一部始終を見させて頂きました。私は瑞希零と申します。
本分は学生でありますが父がGSであったゆえ新米ですがGSとしても活動しております。以後お見知りおきを」
表情を一切変えず無機質に言い終えると牧街の右手をがしっと両手で掴む。
こうすると男性は「どきっ」としてこちら側に比較的有利に話が進むと聞いたので挑戦してみたのだ。
ただし綺麗で華奢な手にしては握力が尋常ではないので牧街の手はミシミシと悲鳴を上げているかもしれない。
「ところで私はこの街へ引っ越してきたばかりなので地理に詳しくないのです。
このような一件で出会ったのも何かの縁、よろしければ昼食も兼ねて案内をして頂きたいのですが」
周囲の人間ガン無視で勝手にずんずんと話を進めていく瑞希。
牧街が逃走を計ろうにも手をがっしり掴まれているため困難だ。
瑞希にとってはただ見知らぬ暇人にダメモトで頼んでいるだけなのだがこの場合無表情なのがやたら怖い。
どっちかというと『頼んでいる』のではなく『脅している』ように見える!
さあどうなる牧街!厄介なことに脅迫されているように感じるのは牧街一人だ!
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