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【規制されても】VIPPERのあんたがたに避難所です【31psps】
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「久しぶり」
「久しぶり、待たせた？」
「私も今きたところ。菊花は明日だっけ？」
「そう、締め切りと重なったらしいわ。この間嘆きの電話が来たから」
「センセイも忙しいのね、しかたないわ。ここに来る前に我らが思い出の寄宿舎を見に
行ってきたんだけど、建て替えられていたのね」
「そうなの。街もずいぶんと変わったけど学校が変わるなんて思ってもいなかったわ。建て
替えを知った日は、思い出を壊されたような気がして人知れずベッドで涙したもの」
「あんたらしいわ。ああ、でもみんなで過ごしたあの部屋や、我らの友情を培うきっかけの
ドーナツを作った調理場がないと思うと確かにぐっとくるものがあるわ」
「そう、そうなのよ。あんたならわかってくれると思ったわ。ところで、これからどうする？街も
かなり変わっているからいろいろと歩いてみる？」
「そうねぇ。それよりもあんたがデートするたびに買ってきてくれていたシフォンケーキを
買って、ホテルで食べない？昔に返ったみたいできっと楽しいわ」
「お茶会ね。夏日に一張羅のウールのワンピースきてあんたの失恋記念のお茶会に出た
日が未だに忘れられないわ。でも、地下街のお店もデパ地下のお店も、もうないのよね」
「本当？じゃぁ、あのシフォンケーキもう買えないっていうの？なんていうこと」
「落ち着きなさいよ、お店は一つ残っているから」
「なら、そこまで行って買えばいいのよ。市内でしょう」
「そうね、それがいいわ」
現地ヒント
国道を挟んで向かいのバス停
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