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AAスレ

84競馬板支援作品:2005/03/09(水) 02:05:18
1992年5月31日 東京競馬第9レース 第59回日本ダービー。
サラブレッドの頂点を目指すレースにライスは立った。
1番人気は皐月賞を制し、5戦全勝のミホノブルボン。短距離血統のブルボンにスタミナを疑問視する声があったが、ブルボンは
戸山流のハードトレーニングで、血統面で欠けるスタミナを培った。
ライスは18頭中の16番人気。馬体重も皐月賞で12キロも減ってからも減り続け、ダービーの時には430キロまで
落ちていた。
前哨戦のNHK杯を敗れたことで、陣営からも失望の声も出ていた。
レースはやはりミホノブルボンが逃げた。ブルボンが2馬身から3馬身逃げをうつ中、ライスはそのブルボンを見ながら
先行し、2番手から4番手と常に先行集団の中にいた。
ライスは逃げるブルボンを捕えようとしたが、しかし、直線、ブルボンが大きく突き放す。
リードは3馬身・4馬身と広がっていく。しかし、ライスは懸命に後に京都競馬場で名誘導馬となるマヤノペトリュースとの2番手争い
を繰り広げる。
そして、レースはミホノブルボンの圧勝で終わりを告げた。4馬身快勝だった。
しかし、2着争いは誰も見向きもしなかった16番人気のライスが懸命に粘ったため、
1番人気が勝ったにも関わらず、馬連で29580円と波乱となり、レースを実況していたテレビの実況アナウンサーでさえも


       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | マーメイドタバン!マーメイドタバン!外のほうからマヤノペトリュースやって来た!
       レ―――――――――――――――――――――-
      ∩_∩ 
     (´Λ` )
____( <∨> .)___
  実況 堺 正幸(フジテレビ)
--------------------
とミホノブルボンの圧勝劇も手伝ってか、2着争いに目もくれないどころか、2番手に出ていたライスの名前さえ
出てこなかった。
しかし、このレースで波乱を演じた事で、競馬ファンに初めて注目をされると共に彼の悪役生活が始まった。


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