したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

雑談スレ

918党財何僕厨応布灰:2005/07/30(土) 12:01:45 ID:2rb/Ftk.
 「来れ、暗黒の力よ、我は其方呼ぶ――死と腐敗司る者で。汚らわしき地より、我が元へ!」

 そこで、全てが静止した。
 鰐なうな影が動き止め、木々は恐れ成したように硬直する。
 その頭上に、火山が現れた。そこに何かが潜んでる。
 山程も巨大な、残忍な影。やけど、かつての真の力見せてはおらへん――。
 陰鬱な囁き声が、聞こえた。

 「われ、知てんかぞ……。そう、我等は共にいた。
  九千年に渡て、わたしは技術、われは魔法司て来た」
 「其方は……」
 「世界はわたし不服とした。そしてわたしは真実ねじ曲げ歪ませた世界作り、そらわたし自身となてドミナリア包みこむはずやったのや!!!全てが我が元へと、やけど、しかし彼等はまたもわたし拒絶した。わたし破壊者、侵略者と呼び、ガイアまでも!!!」
 「我もそう呼ばれてんか。我もガイアに拒絶された。其方はなんで?」
 「わたしに嫉妬したのやで。単純に」
 「我が前に出でで。其方に会おう」
 「われはわたし呼ぶが、わたしはここから動く事はできぬ。代わりに、こちらへ来るがええ。望まれぬ世界で、友となろうちゃいますか。わたし達は、おんなじやのやで」
 「其方は、神か?」
 「かつては。わたしこそが神やった。しかしまものうて、わたしは再び神となる。わたしの元へ来るがええ。仲間となろうちゃいますか。永遠に」
 「其方の名は」
 沈黙だけが、そこから帰て来た。
 「我は其方の名知る必要がある」
 「名は、大いなる力や。わたしの世界へ来るからあれば、そこで伝えよう」
 「そう、名は大いなる力。我が名はカローナ。其方の名は」
 「ヨーグモス」
 「!!」サッシュは咄嗟に耳塞いや。が、カローナの心から響く声遮る事はできなんだ。
 幾億もん悲鳴――その名は、ありとあらゆる暗黒の魔法、恐るべき術、死への誘い内包していた。
 ヨーグモスは真の破壊者、世界抹消しようとした者。
 カローナは叫び声上げた。
 「わたしの元へ来るがええ、カローナ。共に世界分け合おう。そして、永遠にわれ独りにはせえへん」
 石の魔法円がただちに閉じられ、すぐに只の岩となった。その音は空へと響き渡る。
 サッシュはよろめき、膝に手ついて喘ぐ。
 ヨーグモス……破壊者……我とおんなじ。 カローナは震えた。世界が彼拒絶したように、我もおそらくは……
 「カローナ様は、ちゃいます」ウェイストコートが言う。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板