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雑談スレ

796荒らす通る:2005/05/31(火) 15:44:20 ID:j67JEXhc
昔、「蠅(はえ)」の媒介による疫病を防ぐ為に、中近東の人々は、ベルゼブブを「蠅の王(はえのおう)」として尊敬し、魔王とも呼び恐れた。

イスラエルの王「アハジャ」は、使者を遣わして、自分の病気が治るかどうか訪ねさせた。

ベルゼブブはシリアやカナンの神が、ユダヤ・キリスト教の中で悪魔に編入された者で、カナン人や、フェニキア人の神、「バアル・ゼブル(神が住まう所の王、天国の王)」が、悪霊化したもので、ペリシテ人の予言神だった。

ペリシテのエクロンにあるベルゼブブ神殿では、獣を生け贄にして、そのまま放置し、それにたかる蠅の様子を観察して未来を占っていたという。

 

この「蠅の王」が地獄界で有力な地位を保ち続ける事ができた理由の一つは、福音書作家の記述に求められる。

ベルゼブブはキリストの時代以降も、ずっと人に取り憑いて悩ませてきたらしい。

フランス国王の最初の顧問官「ロアイエ」によれば、悪魔憑きにかかった婦人の悪魔祓いをした所、口から、蠅の姿をしたベルゼブブが飛び出したという。

『魔法』の著者のカート・セグリマンによると、ベルゼブブは地獄界で大いにに幅をきかせている「蠅魔」のボスで、他の蠅魔どもを産んだという。他に忠実な部下には、「メフィストフェレス」がいるという。

 

ベルゼブブは悪魔との契約の際に、召喚の対象になる主要な悪魔の一人であり、「魔女」を支配する主要な悪魔の一人でもある。

サバトにおいて、魔女は、「ベルゼブブの名において」キリスト教を否定するという。

この蠅の王の名は、恐怖と共に欧米のキリスト教信奉者の無意識に刻み込まれており、「ベルゼブブ」憑きの報告例は、20世紀まで続いている。

 

ベルゼブブは「蠅の王」として、実際には、「プシュ−コポンポス=霊魂の導き手(プシュ−コポンプとも)」、あるいは魂の支配者であった。

こうした称号を持っているにも関わらず、12使徒の中の3人によって、「悪の化身」「混沌の王」「デーモンの首領」であると主張された。

「ベルゼブル」などとも呼ばれているが、この「ゼブル」は、「王子」を意味するが、ヘブライの書記が、悪意ある曲解によって、「ゼブル=ゼベル」、すなわち「糞」に置き換えたという。

ここにも糞にたかる蠅というイメージのルーツがあるのであろう。

 

また、この悪魔は、フランスのジャック・カゾットの小説『悪魔の恋』に登場し、美女「ビヨンデッタ」に変身して主人公を誘惑している。

この作者は、オカルト知識は持っていたものの、ベルゼブブと女悪魔「グレモリ−」を取り違えて書いてしまった。

もしくは、「グレモリー」がそれほど有名じゃない為、あえてベルゼブブにしたのかもしれない。

ちなみにカゾットは、フランス革命の際に、国王ルイ16世の逃走を助けたとして、ギロチンで断首刑となった。

 

ベルゼブブの容姿は巨大な「蠅」のような姿であるが、「蠅」そのものではない。

無表情な眼球を持っていて、顎の牙も鋭い。

そして、羽には海賊船の旗などに描かれる、どくろのマークが付いている。

 

ある国の王が「蠅」に軍事機密の話を聞かれてしまったので、その「蠅」を斬り付けると、片脚だけが切れた。

まもなく、片足の男が軍事機密を敵国に知らせたという情報が伝わり、きっと「ベルゼブブ」の仕業に違いないといわれたという。

 

また、神たちの間では、ベルゼブブを第一等の敵としており、聖書にも、数多く罵倒されている。

例えば『マタイ伝』10章25節には、

「弟子がその師のように、また、しもべがその主人のように苦しめられるならば、それで満足するべきである。

もし家の主人がベルゼブルと呼ばれたならば、その家の者たちが悪くいわれるのは当然ではないか」

また12章24節には

「ファリサイ派の人々はこれを聞いて、『悪魔の頭ベルゼブルによるのでなければ、この人に悪魔を追い出せるはずがない』と言った」

とあり、『マルコ伝』3章22節には、

「『イエスはベルゼブルにとりつかれている』と言い、また『悪霊の頭によって悪霊を追い出すのだ』とも言った」とある。

『ルカ伝』11章15節には

「イエスが悪魔を追い出すのは、悪魔の頭ベルゼブルによるものだ」とある。


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