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【他力本願】小説作成依頼スレッド【お願いします】
13
:
小蠅
◆ekt663D/rE
:2005/05/31(火) 17:06:05
悪ノリして黒の幹部の作戦会議。
「…例の招かれざる『ゲスト』の事ですけれど。」
椅子に腰掛けてノートPCを開き、テキストファイルを開きながら小林は設楽に告げる。
「また被害を受けた報告が入ってきてますし、彼には早く舞台から降りて貰わないと。
このままでは白も黒も関係なく、大惨事になりますね。」
僕らだってどうなるかわかったものじゃない。そう付け加える小林に設楽は小さく呻った。
「……だろうね。だが、奴を退場させるにも一体どうすれば良い?」
すでに病院送りにされた芸人は数多く。その中には黒のユニットの芸人も含まれている。
対白のユニット用に温存してきた戦闘向けの能力を持つ石の使い手もその中にいれば、
設楽の表情が苦いモノになるのもうなずけるだろう。
「目的を『ゲスト』の排除に限定し、色々条件を変えてシナリオを組んでみたのですが。」
抑揚のない口調で小林は設楽に言い、ノートPCの画面を覗き込むように手招きした。
「一番被害が抑えながら彼を排除させるには…白との共闘以外あり得ないかと。」
「…馬鹿な。」
小林が示した画面には、彼の能力を用いてびっしりと文字が打ち込まれている。
その最初の部分の出演者の欄に並ぶ芸人の名前…黒のユニットとしては早く倒しておくべき
白のユニットの中心人物達のそれに、設楽の口から呆れたような声が漏れる。
「こちらの手の内が多少向こうにバレたとしても、ユニットが崩壊させられるよりはずっとマシです。」
対照的に真面目な口調のまま、小林は設楽に告げる。
設楽は知る由もないだろうが、何度…いや、何十度と小林が書き直したシナリオの中には
芸人達にとって地獄絵図とも言える結末が「努力しうる最善の結果」として提示された物もあった。
それを思えば、白と組む事に何を躊躇する事があるのだろう。
「それに…」
そう呟きを続け、視線を設楽に向けて小林は言葉を発した。
「『スイーパー』からもメールがありましたけど、『ゲスト』と遭遇した現場の方では
すでに白黒関係なく必死になっているみたいですし。」
「……………。」
「あなたと、白の芸人達の同意さえあれば、もっと被害を抑えて確実に勝てるシナリオを仕上げます。」
だから今は。どうかわかったと言って頷いてください。
真剣な表情で己を見上げてくる小林に、設楽は是とも否とも即答を避け、しばし熟考した。
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