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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
951
:
境界原理のフラクタル
◆.4U5FmAuIw
:2017/07/22(土) 13:47:59
「おーい松本―!どこやー!!」
ゴミ箱を覗きこんで叫ぶ西尾に、ツッコむべきかどうかしばらく迷った。
成子坂の村田さんに上田の嘘を教えられとったんに、松本を見失ってもたのは俺のポカや。
(ホンマ、俺ってなんでこうなんやろ……)
頭を抱えたくなる。ネタでも収録でも小さな失敗ばかりで。それがいつか大きな綻びになって
しまうのではないかと、輝いている毎日の中でふと思う。
ヒマそうな奴に片っ端から声をかけて探してもらっているが、見つからん。
俺の不安が限界値まで上がった所でやっと、「いたぞー!」と江頭さんが叫んだ。
あわてて声のした方へ行く。
非常階段の角を曲がった所で、松本が倒れているのを男同志の二人が揺すっていた。
「あの、「まずはこいつを運ぶのが先だ!上田は後でいい!」
俺の言わんとしていることを察した江頭さんが、先回りして松本を背負う。
とりあえず大部屋へ運んで、寝かせた所で俺はやっと「なんかおかしい」と気づいた。
「……キックさん?」
加賀谷がおそるおそる名前を呼ぶ。しばらくあって、「あー」と無邪気な声で返事があった。
手足をぎこちなく動かして、なんとか体を起こした松本が、じっとこっちを見る。
「な、何急に気持ち悪いモノマネしとんねん」
西尾が手を伸ばすと、「ふえっ」と口が開いた。あ、なんか嫌な予感。
「ふぎゃあああーーー!!」
泣きじゃくる松本を囲んで、俺たちは呆然と立ち尽くすしかなかった。
■ ■ ■ ■ ■
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