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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
922
:
鳥頭
◆.4U5FmAuIw
:2017/05/13(土) 19:00:57
当時投下できなかったロザン、プラン9編をベースにした話のアバン。
ので、設定にやや矛盾があり。黒い石と欠片は別物設定で。
_________________
ガムテープを厳重に貼った上に、鎖を何重にも巻きつけた。
それでもまだ安心できへん。南京錠をもう一つ追加して、俺はやっとその場にへたりこんだ。
「ハアッ…はーっ、はあっ、ハア……」
『あいつ』を閉じこめた扉が、ガタガタ揺れた。
鎖もガムテープもきしむけど、なんとか持ちこたえとる。
あの病気のバーゲンセールみたいな体の、どこにそんな力があったんや。
見てみ?お前がえらい暴れたせいで、俺の両手ズッタズタやで。あー、痛い。
「すまん、苦しいやろ。せやけど、これしかないんや」
「お前を死なせんために。お前を化け物にせんために」
せめてお前が元に戻るまで、俺もこっから動かへんからな。
扉に手をついて、呼びかける。
「後藤……」
【宿命の糸はつかのまの夢に繋がれて(前編)】
むせ返るような熱気と話し声が、楽屋の中を満たす。
空調が壊れているらしく、数分前に出て行った若手の吸っていたセブンスターの匂いが、
まだ部屋のあちこちにまとわりついている。
「……」
本番前の緊張から、おしゃべりに興じる芸人たちに背を向けて、
後藤はメールを打っていた。
「せやな、たしかに菅の言うとおり……あっ」
相方と話していた宇治原が、立ち上がった拍子によろめく。
どんっ、と宇治原の肘で後藤の背中が押された。
瞬間、後藤の瞳からふっと光が消える。
「すいません、立ちくらみしてもうて……」
宇治原が頭を下げる向こうで、後藤の瞳にまたすうっと光が戻った。
「みなさん、スタンバイお願いしまーす」
そこでタイミングよく、スタッフが呼びに来る。
「よっしゃ」「いっちょやったりますか!」と気合を入れる芸人たち。
そんな中、後藤は呆然と自分の手のひらを見ていた。
「……後藤さん?」
気づかわしげなスタッフの声。後藤はハッと気がついたように、立ち上がった。
__________
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