したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

896名無しさん:2016/05/10(火) 19:34:42
思っていたより不気味な話に、白ユニットのメンバーは顔を見合わせた。
矢作は、そんな相手が来れば心強いと思うと同時に、(危ない)とも思った。
増田の能力は、使いようによってはチートに近いレベルかもしれない。だが、その代償は計り知れず。
それを手中に収めれば、下手すれば白ユニットごと瓦解しかねない。
(――どう答える?)
矢作が口を開くより先に、井戸田が「分かりました」と自分の膝を叩いて顔を上げる。

「……とりあえず、やってみましょう」
「井戸田、ほんまにええんか?」
「はい」
大上は不安だったのか、心底ホッとしたというような表情になった。
「……俺は、高校からの堂土しか知らんけど。あいつに黒は似合わんと思うねん」
もちろん増田も、と付け加えて、大上は井戸田の手を握る。
「頼んだ」
「任しといてください。じゃあ、とりあえず説得役を……」
そこで、井戸田と矢作の目がばっちり合う。しばらくじーっと見つめ合うが、とうとう矢作が負けた。

「……この任務、おぎやはぎが承りました」

矢作は深々と頭を下げて、(小木が便利すぎるのが悪いんだよ!)とこの場にいない相方に八つ当たりした。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板