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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
736
:
名無しさん
:2013/09/22(日) 17:19:35
「……どうしたの」
拳を凝視したまま固まった川村を不審に思ったのか、白鳥が声を掛けてくる。
ふと顔を上げれば、ピカピカと光る塔と石が目に入った。
まだ何かを隠し持っているような、嫌な瞬き。
まるでこっちを馬鹿にしているかのような。
「エミコさん?」
「……」
もうそろそろ、しっかり話し合わなければいけない時期、かもしれない。
川村が口を開きかけた、その瞬間。
突如響いたノックの音で、言葉を止める。
ガチャガチャと何度もノブを捻る音も同時に聞こえてくる。
「……な、なになに?」
開かないらしい、がそれもそのはず。
白鳥の石が落ち着かない以上、見られてはマズいと楽屋の鍵は閉めておくことが常となっていたのである。
だからこそこの騒ぎだが、まだ収録が始まるには早い時間。何か用事でもあるのだろうか。
「あ……いいよ。私が出るから」
出ていこうとする白鳥を制し、川村は席を立った。
その間に石と塔片付けておいて、と目線で伝え、ドアへと向かう。
ドンドンとせっかちに叩かれる音に辟易しつつ、鍵を開ける。
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