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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
729
:
名無しさん
:2013/08/29(木) 19:08:25
「太陽のしずく」
2005年4月のある日、スピードワゴンの2人はロケ収録のため車で移動中だった。
その車の中、井戸田潤は自分の首元で揺れる石─シトリンと出会った時の事を思い返していた。
(こいつと出会ってもうすぐ1年になるんだな…あれからホントいろんな事があったっけ)
その日は初夏の日差しが照りつける汗ばむ陽気の日。
仕事に向かう途中だったか、歩いていてふと道ばたに目をやるとキラキラ光る
きれいな石が目に入った。その時、なぜか頭をよぎったのは2週間ほど前だったか、
相方が楽屋で手にしていた青い透き通った石の事。魔法みたいな力を持ったその石と、
今目にした道ばたの石がなぜか重なったのだった。
ただ色は違っていて、今井戸田が目にした石は鮮やかな黄色をしている。まるで、今
さんさんと降り注いでいる太陽の光をそのまま固めたような、鮮やかな透き通った黄色。
なぜだか気になって、その石を拾い上げてみる。
日差しを受けてキラキラ光るその石が、今自分に会うために太陽からこぼれ落ちてきたような、
そんな気がした。
(あの時は、まそかこんな事になるとはこれっぽっちも思わなかったな)
その翌日の事、井戸田の運命を激変させた出来事は、今でも鮮明に思い出せる。
突然楽屋から姿をくらました小沢、その後矢作の手引きで引き合わされたくりぃむしちゅーの
2人の話、そして小沢の居場所を突き止め、駆けつけた倉庫での出来事。
崩れてきた材木から自分を庇って下敷きになり重傷を負ってしまった小沢を、この石の
力が救ったのだ─事故そのものを「否定し、なかった事にする」という形で。
(あの時こいつが呼びかけてきたんだっけ…『早く叫んで、いつもネタで使ってるあの言葉を!
そうすればあんたの相方さんは助かるから!』って)
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