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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
72
:
19 </b><font color=#FF0000>(Ps/NPPJo)</font><b>
:2005/02/14(月) 12:26:27
控え室を出ると小沢は部屋の中と廊下との温度差に思わず身震いした。
上着を取りに戻ろうかと考えたが、しかし迷っている時間も
戻った際の井戸田への適当な言い訳も考え付かない。
(耐えられないほど寒いってわけでもないしね)
気を取り直し廊下を歩みだす。
出口へと向かい歩いているうちに気が流行り早足になり、早足が駆け足へと変わる。
足を動かすたびにわき腹が痛んだが、立ち止まる気にはならない。
人の流れに逆らい従いながらも何人か知っている顔を見つけるが、
焦りといらつきのため会釈すら出来なかった。
途中すれ違ったおぎやはぎ矢作がすれ違いざま小沢に声を掛けたが、
しかしあいにくそれに応えている余裕は小沢にはなかった。
ただただ走り続ける。
自動ドアをもどかしげにくぐると、小沢は自然に握り締めていた手をゆっくり開く。
汗ばんでいる手の平には、先ほど渡されたメモ用紙。
昨日の件、誰にも知られたくなければ指定の場所まで。
石のことで相談あり。
一読すると息を吸い込む。
額に浮かんだ汗を服の袖で拭いあせる気持ちを落ち着けると、
控え室に置いてきた井戸田のことが気に掛かったが、小沢はそれを振り切るように駆け出した。
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