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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
7
:
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:2004/12/18(土) 14:42
どうも、ロンブー編のものです。
ロンブー編のついでに書いてみた上田さんショートを投下しようと思います。
その日も、上田はラジオの生本番にぎりぎりで滑りこんだ。
「ったく、なんでこんなに忙しいんだかなぁ・・・」なんて、ぼやきながら。
仕方のないことなのかもな・・・と彼は思った。
そのせいか、この日のラジオはマネージャーに愚痴を言う、と言った感じで始まった。
「ホントな、あいつおかしいんだよ!
この間も『開けといてくれよ』って言った日に、あいつ仕事いれやがってさぁ・・・」
ブースには笑いが溢れていた。
仕事の間だけは裏で起こる石の争いなんか、忘れる事が出来た。はずだった。
「メール行くか」
その一言で、上田はラジオあてに届くメールをどんどん読んでいく。
・・・と言っても、ラジオネームに茶々を入れたりして、結局読めるのは番組内でせいぜい6通。
何事もなくメールを読み終わり、曲紹介をする。問題は一切ない。
そしてそのままCMに移る。
「・・・さて。」
上田は改めて、自分の目の前にある紙の束を眺めていた。
「・・・これどうした?多くねぇ?」
「いえ、なんかメールがたくさん届いてて、いっそのこと今読むやつ決めてくださいよ」
はぁ?なんて無茶を言うんだこのスタッフ!
そうはいっても、すぐにCMは終わってしまうし。仕方なしに、紙の束から幾つか選び出す。
CM明けの番組で、リスナーはきっと上田の異変に気付いただろう。
彼のいつもの調子良いだみ声(?)が聞こえてこないのだ。
どうしたんですか?とのスタッフの声も聞こえていないようで、手元の紙を凝視している。
ややかすれ気味の声がやっと耳に届くか届かないか。
「なんで・・・どうしてこんなメールが・・・・・・?」
その場にいた者達は、彼の持つ紙に書かれた文章を確かめようとしていた。
『お前の事は全て知っている
石を持っている事も、それで何をやっているかも
そして、その力さえもこちらは把握している
覚えておけ
我々はお前の力を知っているのだ』
内容が特に彼の動揺を誘ったとは到底思えない。
だが、上田の精神を揺さぶるためには、石という単語だけで十分過ぎた。
その上で『その力さえも把握しているのだ』と言う文章――――
それからは、彼の周りに冷たい雰囲気が渦巻いていた。
これが、間違いであって欲しいと願ってみたものの、あまりにも知りすぎた内容だ。
『黒』か――――
上田はそのメールを印刷した紙をジャージに突っ込み、そのまま家へと帰った。
誰かに話したほうがいいのか?このままやり過ごそうか?
その結論はその日中には出ず終いだった。
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