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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

6819 </b><font color=#FF0000>(Ps/NPPJo)</font><b>:2005/02/14(月) 11:58:57
小沢の様子がおかしいと、彼を知る人間の内のいくらかが相方である井戸田に警告めいた助言をしてきたが、
それらを全て井戸田は笑って聞き流した。
それらの助言に対して小沢自身が井戸田になに一つ不審に思われるような言動をしなかったせいもある。井戸田から見た小沢はいつもの小沢でしかなった。
昨日と同じような今日。全てがバランス良く存在していた世界。
少なくとも井戸田にとっては。



ノスタルジア



その日は朝から立て続けに仕事が入ったせいか、
夕方に収録予定であるテレビ局の控え室に入ったスピードワゴンは2人共が程度の違いはあるが一様に疲れた表情をしていた。
2人の他には誰もいない控え室の椅子に向かい合いだらしなく腰掛けながらも、
それでも井戸田のほうは昨日久方ぶりのオフだったせいか心なし体が軽い。
しかしそれに対し井戸田と同じくオフだったにも関わらず
小沢のほうは机に突っ伏したままピタリとも動かない。
そういえば朝から顔色が優れないようだったし、今日は言葉数も少ない。
(風邪でも引いたのかな?)
ぼんやりと井戸田は考えたがなんとなく本人には訊けずにいた。
というよりも小沢のほうがその質問を発するのを躊躇わせるほどの痛々しい空気を出していたせいか。
とりあえず寝かしとくかという結論に達すると、井戸田は1つ伸びをして気を緩める。
机の上のペットボトルを持ち上げるが、そのかすかな音に反応した小沢がゆっくりと顔を上げた。


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