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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

673チラリズム:2010/07/30(金) 02:06:20
「危険分子、今のうちに我々の元に来い」

男は感情無い声でさっきと似たような事を繰り返した。
相変わらず冷たっ。
そんで危険分子って何?

(『石』使える人の事ちゃうかな?)

「…いしぃ?」
するりと頭ん中に声が入って来る。
何が何だかサッパリや。
その単語は自分の中で意外やったせいか、ついとぼけた声を出してしまった。

「あ?」
「え?今の創一ちゃうの?」
「何が?」

相方もとぼけている。
けれどよく見れば分かる。
メガネの奥の目ぇがほんまに困っていた。
ああ、ウソはついてへんな。


そしたら今のは誰やねん。

(いやいや、俺やって)

だからお前誰やねん!

(…俺は…)

ん?
…何か…
聞き覚えある声やな。
どっかで会うた?


(…俺は、)




『お前や』




頭に響いていた、聞き覚えがある声。

独特のイントネーション、
やたらでかい音量、
普通の舌の長さやのにやけに悪い滑舌、
そんで篭った声質。

…そうや。
間違いなく『俺』の声や。

次の瞬間、ポケットが今までにないくらいめっちゃ光り出した。
周りは照らされて、まるで昼間みたいで。
しばらくして、それはゆっくりと光量を下げ、最後にはまた夜らしい暗さに戻った。

…一体何が起きてんねん!?


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