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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

659 ◆1IvI9EgBf.:2010/06/05(土) 20:32:14


お見苦しい点も多々あると思いますが投下します





この物語は終盤へ向かっているのか、それとも依然としてプロローグをさまよっているのか。

小林に訪ねると困ったように笑みを浮かべた。

「それは可笑しな質問ですね。この物語に終わりはありませんから」

言葉の意味を問おうとする間もなく、彼は右手のペンを走らせていた。
こうなっては此方の声は届かない。
白と黒の戦いに終わりがないと言ってしまえば確かに否定は出来ないが、終わらせる為の戦いじゃないのか?
石の存在そのものに対してを物語と称して終わりがないと言う意味なのか?

嗚呼、打ち合わせまで後1時間。

煙草に火を点け肺へ煙を送り込む。深く其れを吐き出しているのにこんなにも気持ちが落ち着かないのは焦りか、別の何かか。

「例え話を一つしましょうか」

いつの間にか顔を上げ此方に視線を向けた小林の顔は笑っているのに笑っていない。

例え話?

「例えば…黒を抜け白のユニットに入ると言い出したらどうしますか?」

お前が、か?

「白のユニットは上田さんがトップと言うことになっていますが実質、芸歴上の問題で特に取り仕切っているとも言い難い」

小林が静かに歩み寄ってくる。

「片桐を連れ、白へ移り上に立つのも面白い。そうは思いませんか?」

黒を裏切るのか?
それとも、そうすることで白を乗っ取るのか?

「貴方と知恵比べをしたい、知的欲求を満たしたいだけですが…全ての石を統べるのも面白くはありませんか?」

何を言ってるのか意味が理解できない。
話は見えてこない。

「つまらないんですよ。このままじゃ」


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