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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
578
:
If,...3
:2008/12/15(月) 23:34:09
「あーぁ。」
大きすぎるため息が静か部屋に響く
「やられちまったなぁ。どーすんの?」
設楽はよっこらせと床にあぐらをかいて座った。
「あぁでも、シナリオどうりなんだっけぇ?」
設楽がなぜか気さくに話し掛ける。小林は返事を返さない。
ドアのほうをじっと見つめている。
「これも計算のうちなんでしょ?」
ニヤニヤ笑いながら設楽は小林の表情をうかがう。
小林はゆっくりと重たい口を開く。
「…俺のシナリオでは、片桐さんは粘土を持ってない…------」
「ふーん。そりゃ残念だなぁ。」
おちょくるように設楽は合いの手をはさむ。
「持ち歩かないようにいったんだ…---」
何がおかしいんだ、と小林は呟く。
「事前に舞台は完璧に準備したのに…-----」
「そっかぁ。それにしても痛てぇなぁ、おい。ちょっと強くたたきすぎじゃね?」
設楽は痛そうに首の後ろをさする。
その行動は、まるで敵に示す反応ではない。小林は顔だけ設楽のほうを向いた。
「何か、しましたね。」
設楽の表情は悪戯っぽく笑っている。
「何事もアドリブが無きゃつまんねぇよ。
俺だってな、のんびり椅子に座ってたわけじゃねぇんだよ。」
調べられることはしらべたんだぜ?設楽は得意げに言う。
「お前のシナリオは、未知の人物が介入したとき崩れだす。」
焦りが表れた、小林はだんだんと口調が荒くなる。
「どうゆうつもりだ!なんであいつなんだ!!」
「おぉー、怖い怖い。考えればわかんだろ。
俺の行動だったら多少バランス崩してもしっかり書いてそうだから動じないだろうし、
でもある程度の中心に近くなくちゃ意味ねぇし。だから片桐。
どうせお前のことだから最後の最後まで
片桐にはこんな計画知られたくなかったんじゃねぇかな?って思うしよ。」
設楽は軽やかに語りだす。
それと反面に小林は厳しい表情で、固く押し黙る一方だ。
「つまり、なんかのイレギュラーが良い方向に転じねぇかなって思ったの。
つまり博打だよ。」
「ちなみにあの粘土は愛しい愛しい娘からのプレゼント。
もじゃもじゃ頭に粘土あげたら喜ぶよっていっといたんだ。」
そういえば一度も会ったこと無かったっけ?おかしそうに設楽はうぇっへっへと笑う。
「あなたの本心はまったく見えませんよ。」
小林は言う。
「おまえは顔に出すぎなんだよ。昔っからの付き合いなんだぜ?
気付くっての。片桐はもっと早く気付いてただろうよ。」
設楽は言う。
「いつから気付いてたんですか?」
小林はまた言う。
「いつからだろうねぇ?」
設楽はカラカラ笑う。
これ以上聞いても何も出ないだろうと捉え、小林は落ちた石を集めた後ドアに向かった
「…多少、予定は狂いましたが、シナリオは完全には壊れていませんからなんとかなるでしょう。
設楽さん、余計なことしないで下さいね?逃げられはしないんだ…。」
そういった後、ぱたんと小林はドアを閉め、あらかじめ持っていた鍵でドアを閉めてしまった。
しばらくたった後、1人残された広いフロアに設楽はゴロンと寝転がった。
「…ふー、疲れた。携帯持ってかれちゃったなぁ…。」
独り言は空しく響く。
「…もーちょい、はやく気付けたらなぁ…
めんどくせぇことになったよ、ほんとに。」
やはり空しく響くだけ。本心は誰の耳にも入ることは無かった。
------------------------------------------------------------
続きの続きです。
呼んでくれてる人いるのかな?
あっ、不満はどうぞ心のうちにお願いします。
この乱長文駄作をここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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