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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
514
:
−19歳
◆rUbBzpyaD6
:2007/10/06(土) 01:34:11
白い石から、オーラのように何かが立ち上る。
それは変幻自在に人の手のような形になったり人型になったりと蠢き
不気味な声を発した。
───・・・力が、欲しくはないか・・・?
もし我と契約を交わすなら、
他人から芸人としての力を奪い自分のものとする
その術を与えよう・・・
才を磨き実力を蓄えたそのものが何の苦労もなく手に入る・・
このままでいたくないのなら・・・
目指すものの頂がなお高いところにあるのなら・・・
我と契約を交わせ・・・
何・・力を奪ったところで人が死ぬわけでは
ゴン。
鈍い音がした。
とたんに石から出ていた煙のようなものが、水をかけられたようにフシュンと音を立てて消えた。
そして最後の叫びのような
眼前を覆う一瞬の閃光。
全員がまぶしさに目を閉じ、そして恐る恐る開くと、そこにはもう嘘のように何も無く。
テーブルを見ると、ミノが深々とまな板に打ち付けられ
白い琥珀は、中に入っていた蠍ごとぱっかりと二つに割れていた。
靖史が、トンカチを振り下ろしたのだ。
「話くらい最後までさせてやれや」
「いや、終わったんかなーって・・・」
と靖史が言いかけたところで、全員がハッとして振り返る。
そこにはいつもと変わらない、スラリとした長身の、彼がいた。
+19年の、彼が。
「なんかまだ話したそうやったで」
そう言って笑う表情と
まるで何も無かったかのような不遜な態度に
「ジュニア!」「「ジュニアさん!!」」
と思わず待ちわびたヒーローの登場を迎えるような
三人の歓喜の声が同時にあがった。
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