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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
45
:
“Black Coral & White Coral” </b><font color=#FF0000>(t663D/rE)</font><b>
:2005/02/02(水) 03:29:26
「凄ぇ・・・・・・。」
閃光弾よろしく破裂する圧縮された光とそれが巻き起こす風に思わず目を細め、手で影を作りながら磯山は呟く。
「島田くん・・・まさか・・・君も・・・・・・。」
同じく光に目を痛めないよう手を翳しながら小沢も呟くけれど、それは磯山の物とは異なり
心配の色合いを帯びているようで。どうしたのだろう、と磯山はチラッと小沢の方を見やった。
「外した・・・?」
その小沢の視線の先、天井の鉄骨に両足でしがみ付いている島田は狙いが外れた事が信じられないとでも
言いたげに眉をしかめ、再び左手を敵へと向ける。
「次こそは・・・仕留めてみせる。」
みんなのためにと口に出さずに続け、白珊瑚の力を開放していく島田の視界が。不意にぐらりとずれた。
「・・・島田くん、跳んで!」
その耳に、不意に小沢の滅多に聞く事のできないプレミア物の掠れた叫び声が届く。
「足場が、崩れる!」
「・・・・・・・・・っ!」
また島田の視界が意図しない方向へずれるのと同時に、今度はギシリと何かが軋む感覚が足から伝わってきた。
念入りに狙いを付けた一射目が外れたのも、島田の足場である鉄骨が微妙に動いたからだろうか。
いや、そんな事は今更どうでも良い。
元々放置されて長い上に、これまで石を使った模擬戦や特訓の舞台にされていたこの廃工場の骨組みが。
いつしかボロボロに脆くなっていたのは事実であって。
「くっ・・・・・・」
磯山や小沢を信じて島田は鉄骨から飛び降りようとした、けれど。
「やべぇ、間に合わねぇ!」
磯山が悲鳴に似た叫び声を上げる。
「・・・・・・・・・!」
しがみ付いていた島田もろとも鉄骨が外れ、回りの鉄骨を伴って天井からゆっくりと落下を始めていた。
真下の、漆黒の髪の男目掛けて。
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